Erieとふぇありーどーるとの比較
つい先日(というか昨日)、こんなご相談がありました。
※記述されていたメールアドレスへ返信したのですが届きませんでした。
ふぇありーどーる、リップロップ、木偶の坊、らぶぬいあたりで悩まれている方は多いですし、Erieと木偶の坊の夏音とで悩まれている方もおりましたが、Erieとふぇありーどーるとで悩んでいる方のご相談ははじめてかも知れません。
なにしろお顔のタイプがまったく違うからです。
唐突なハゲ失礼!
この耳のラインに沿って斜めにカットされた特殊なヘッド構造を語らずにErieのことは語れませんので、どうしてもこの写真は掲載したかったのです。この斜めカットにより、ウィッグをかぶせたときに首からアゴへかけてのつなぎ目が見えづらくなりますし、工夫次第でうなじを愛でることもできます。この構造をはじめて見たときはよく考えられているなぁと感心したものです。
ただまぁ残念なことに首の皺が目立ちすぎるのでマフラーなり何なりで隠したくなり、結局この綺麗なカットラインが活かせてないかなぁという感はあります。
可動部分の皺はかなり目立ちますが、お顔に関してはとても精巧に作られており、フルシリと並べても遜色ないほどです。
なにぶん6年以上前に撮影した写真しかなく、画質や撮り方が色々とアレですが、そこは心の目で見てあげてください。実物はもっと可愛いです。知り合いのドーラーさんの中にはErieのフルシリモデルが出たら間違いなく買う、とおっしゃっている方もいるくらいです。
ふぇありーどーる自体にはお顔がないので、何らかのマスクをかぶせると思うのですが、候補はいろいろあります。参考までにぼくが所持していたドールやヘッドの中からふぇありーどーるのマスクとして使えそうなものをいくつかご紹介してみましょう。
個人的にTokyo Libidoおよび日暮里ギフトが嫌いなのでぼくが使うことはもうないと思いますが、本当にただの個人的な理由なので別に品質が悪いとか絶対におすすめしないとか、そういうわけじゃありません。マスク自体は良いものです。
えあますくに比べるとお値段も高いですし種類も少ないですが、宇佐羽えあが出る前からアニメマスクを出していた老舗です。ソフビヘッドの上から布製のマスクをかぶせるというアイデアを出した先駆け的存在じゃないかしら。
昔運営していたジジのチラ裏というブログで4コマ作ったり、かなり活用させて頂きました。アニメマスク単体だとただの布なので、無彩色ゆかマスクというソフビマスクと一緒に使わなければならず、あわせるとけっこうなお値段なのがネックですかね~。
このへんもぬい系ドーラー御用達の定番ですね。ぼくは持っていませんが、ほかにも桃子マスクや最近出た優花マスクなどがあるはずです。
■詳しくは木偶の坊のHPへ
http://www.dekunoboo.com/top.php
空気嫁とかダッチワイフと聞くとこーんな(^O^)口開けたビニール製の丸い顔を思い浮かべるかも知れませんが、最近の中華製エアダッチはビニールの体にソフビのヘッドが付いてたりします。
ただ、日本のアダルトグッズショップではあまり取り扱いがないかも知れません。AliExpressではたくさん出てきますが、耳タコなくらい書いているように別に中華の回し者ではありませんので特にオススメするわけじゃありません。個人輸入になれている方ならAliExpressで「inflatable realistic sex doll」とか「anime sex doll」とかの文言で検索すれば見つかるでしょう。
あー、あとそうそう、忘れちゃいけないのがカットマネキンですね。
元々は美容師さん理容師さんのカット練習用のヘッドマネキンなので、お顔の造形はオマケレベルのものが多いのですが、稀においちょっとこれ可愛くね?!というハイレベルなカットマネキンが存在します。左のカットマネキンとかドーラーさんの中にも愛用者が多いんじゃないかしら。
ぼくもほしいものリストに入れたままかれこれ数年経ちます。
ここまでご覧になった時点で、うわ面倒くせ、と感じるのであれば素直にErieのほうがオススメです。どのマスクにしようか、ボディとヘッドのサイズが合うだろうか、首とのつなぎ目をどう処理しようか、などなど、面倒なことを一切考えずにポチってすぐかわいこちゃん(死語)が届くからです。
一方で、そういった創作に楽しみを感じたり、愛着や愛情にまで昇華(?)させるタイプの方も少なくありません。あと完成品は完成品、カスタマイズはカスタマイズ、と両方楽しんじゃうハイブリットな方もいます。そこはまぁ人それぞれなのでご自分がどちらのタイプなのかじっくり考えられると良いかと思います。
骨格があるドールが上位版、と捉えられる雰囲気はありますし、それも一概に間違っているとは言えません。骨格の分だけ設計は複雑になりますし、材料費だってかかりますし。
ただ、それと自分の求めるものが合っているかどうかは別問題です。
布と綿で出来たドールが”ぬい系”と呼称されるとおり、そのフィーリングはぬいぐるみです。抱っこしたり、添い寝したり、膝の上にのせてみたり、そういった手に触れるコミュニケーションは骨格なしのほうが有利です。
実践、プロレスごっこ、秘密の小物入れ、まぁ呼び方は何でも良いです。ベッドプレイについても骨格なしや、骨格があってもグリップのないフレキシブルボディのほうが便利とも言われますが、
骨格がないと立ちバックができないじゃないか!
とおっしゃる方もいます。
立ちバックでの実践ができるかどうかで言ったら、別に骨なしでも腰に手を添えて持ち上げてあげたら良いだけなのですが、たぶん、そういうことじゃないんですよね。こう、尻を突き出している姿勢を眺めたいとか、ほら、ね、いろいろあるでしょう(*ノェノ)キャ
ここまでつらつらと書いてきてようやく本題ですが、ぼく個人としては、ふぇありーどーるとErieのどちらがオススメかと聞かれたらErieと答えたいです。それは立たせることにこだわりがあるから。
顔は精巧で可愛いし、軽いし、万歳できて着替えさせやすいし、簡単に直立させられるし、専用スタンドがミラー効果でパンツ丸見えで最高だし、Erieの良いところはばんばん書けます。
でも、じゃあなんで今ぼくの手元にErieちゃんがいないのでしょうか。
この図だけ見ると、可動箇所多いじゃん、とわくわくしちゃう方もいるかも知れません。ですが、本当に注目すべきはピンク色の●の付いた「グリップの弱い箇所」です。
グリップが弱い=ウレタンの反発に負ける
もっとわかりやすく言うなら、
・背骨のグリップ力よりおなかの肉の反発のほうが強いため、猫背で固定できない
・股関節のグリップより太ももの反発のほうが強いため、足上げ姿勢で固定できない
つまり、可動範囲のわりにポージングの幅が狭いんですね。
そして、致命的なのがErieの骨格は金属疲労で折れるということです。
うちのErieちゃんも股関節の骨が金属疲労で折れてしまったため手放しました。
たぶん普通に着飾ったり鑑賞したりするだけなら、そう簡単に折れたりはしません。
ブログのネタにするために、あんなポーズはどうだろう、こんなポーズはどうだろう、なんて調子にのって色々と無茶をしていたため、わずか1年で骨折&お別れとなりました。(器用な人なら、太ももから切開して修理とかできるのかも知れません)
ぼくは手先が不器用なため、改良版が出たらまたお迎えしなおそう、と考えてErieちゃんは他の方へお譲りしたのですが、結局未だに改良版は出ていません。
6年前の時点では最新の第4世代Erieと呼ばれておりまして、公式HP上にも”Erie Generation 4”と書かれていたんですよ。そしたら第5世代が出るだろうって思うじゃないですかあ!やだあもう!うあぁぁんヽ(`Д´#)ノ
との2行の質問から、思わず180行くらい思いの丈を書き綴ってしまったのですが、この質問者さんにドン引きされていないかどうかが一番の不安です(;´Д`)
こほん。
ともあれ、10万円以下の軽量ドールという括りで、独断と偏見でざっくり分けるなら、
○お顔重視、直立姿勢を楽しみたい、服を着せたときの造形(肩の形状とかお尻の形状とか)を楽しみたい
→ Erie
○上の条件に加えて、+アニメ顔がイケる口
→ リップロップ
○造形云々より触れ合えることが楽しい、抱っこして癒やされたい、添い寝はぁはぁ
→ 木偶の坊、らぶぬい
○上の条件に加えて、+改造を楽しめる
→ ふぇありどーる
とこんな感じでしょうか。
なんか忘れてるかな…
軽量という条件がなければ今や10万円代からTPEが入手できるので、そこも選択肢に入ってきそうですけど、そうなるとますます悩ましいですね。
正直、この記事が役に立つとはあんまり思えませんが、どの子にしようか悩んでいる時間が一番楽しいのは間違いないです。記事の内容は話半分くらいに聞いて、
こんばんは。
初ドールで、フェアリードールおすわりののとerieで悩んでいます。
ジジさんのお勧めやアドバイスをお願いしたいです。
※記述されていたメールアドレスへ返信したのですが届きませんでした。
ふぇありーどーる、リップロップ、木偶の坊、らぶぬいあたりで悩まれている方は多いですし、Erieと木偶の坊の夏音とで悩まれている方もおりましたが、Erieとふぇありーどーるとで悩んでいる方のご相談ははじめてかも知れません。
なにしろお顔のタイプがまったく違うからです。
Erieのお顔
唐突なハゲ失礼!
この耳のラインに沿って斜めにカットされた特殊なヘッド構造を語らずにErieのことは語れませんので、どうしてもこの写真は掲載したかったのです。この斜めカットにより、ウィッグをかぶせたときに首からアゴへかけてのつなぎ目が見えづらくなりますし、工夫次第でうなじを愛でることもできます。この構造をはじめて見たときはよく考えられているなぁと感心したものです。
ただまぁ残念なことに首の皺が目立ちすぎるのでマフラーなり何なりで隠したくなり、結局この綺麗なカットラインが活かせてないかなぁという感はあります。
可動部分の皺はかなり目立ちますが、お顔に関してはとても精巧に作られており、フルシリと並べても遜色ないほどです。
なにぶん6年以上前に撮影した写真しかなく、画質や撮り方が色々とアレですが、そこは心の目で見てあげてください。実物はもっと可愛いです。知り合いのドーラーさんの中にはErieのフルシリモデルが出たら間違いなく買う、とおっしゃっている方もいるくらいです。
ふぇありーどーるに付けるヘッドの候補
ふぇありーどーる自体にはお顔がないので、何らかのマスクをかぶせると思うのですが、候補はいろいろあります。参考までにぼくが所持していたドールやヘッドの中からふぇありーどーるのマスクとして使えそうなものをいくつかご紹介してみましょう。
個人的にTokyo Libidoおよび日暮里ギフトが嫌いなのでぼくが使うことはもうないと思いますが、本当にただの個人的な理由なので別に品質が悪いとか絶対におすすめしないとか、そういうわけじゃありません。マスク自体は良いものです。
えあますくに比べるとお値段も高いですし種類も少ないですが、宇佐羽えあが出る前からアニメマスクを出していた老舗です。ソフビヘッドの上から布製のマスクをかぶせるというアイデアを出した先駆け的存在じゃないかしら。
昔運営していたジジのチラ裏というブログで4コマ作ったり、かなり活用させて頂きました。アニメマスク単体だとただの布なので、無彩色ゆかマスクというソフビマスクと一緒に使わなければならず、あわせるとけっこうなお値段なのがネックですかね~。
このへんもぬい系ドーラー御用達の定番ですね。ぼくは持っていませんが、ほかにも桃子マスクや最近出た優花マスクなどがあるはずです。
■詳しくは木偶の坊のHPへ
http://www.dekunoboo.com/top.php
空気嫁とかダッチワイフと聞くとこーんな(^O^)口開けたビニール製の丸い顔を思い浮かべるかも知れませんが、最近の中華製エアダッチはビニールの体にソフビのヘッドが付いてたりします。
ただ、日本のアダルトグッズショップではあまり取り扱いがないかも知れません。AliExpressではたくさん出てきますが、耳タコなくらい書いているように別に中華の回し者ではありませんので特にオススメするわけじゃありません。個人輸入になれている方ならAliExpressで「inflatable realistic sex doll」とか「anime sex doll」とかの文言で検索すれば見つかるでしょう。
あー、あとそうそう、忘れちゃいけないのがカットマネキンですね。
元々は美容師さん理容師さんのカット練習用のヘッドマネキンなので、お顔の造形はオマケレベルのものが多いのですが、稀においちょっとこれ可愛くね?!というハイレベルなカットマネキンが存在します。左のカットマネキンとかドーラーさんの中にも愛用者が多いんじゃないかしら。
ぼくもほしいものリストに入れたままかれこれ数年経ちます。
自分好みを”作る”ということについて
ここまでご覧になった時点で、うわ面倒くせ、と感じるのであれば素直にErieのほうがオススメです。どのマスクにしようか、ボディとヘッドのサイズが合うだろうか、首とのつなぎ目をどう処理しようか、などなど、面倒なことを一切考えずにポチってすぐかわいこちゃん(死語)が届くからです。
一方で、そういった創作に楽しみを感じたり、愛着や愛情にまで昇華(?)させるタイプの方も少なくありません。あと完成品は完成品、カスタマイズはカスタマイズ、と両方楽しんじゃうハイブリットな方もいます。そこはまぁ人それぞれなのでご自分がどちらのタイプなのかじっくり考えられると良いかと思います。
骨格のある/なしについて
骨格があるドールが上位版、と捉えられる雰囲気はありますし、それも一概に間違っているとは言えません。骨格の分だけ設計は複雑になりますし、材料費だってかかりますし。
ただ、それと自分の求めるものが合っているかどうかは別問題です。
布と綿で出来たドールが”ぬい系”と呼称されるとおり、そのフィーリングはぬいぐるみです。抱っこしたり、添い寝したり、膝の上にのせてみたり、そういった手に触れるコミュニケーションは骨格なしのほうが有利です。
実践、プロレスごっこ、秘密の小物入れ、まぁ呼び方は何でも良いです。ベッドプレイについても骨格なしや、骨格があってもグリップのないフレキシブルボディのほうが便利とも言われますが、
骨格がないと立ちバックができないじゃないか!
とおっしゃる方もいます。
立ちバックでの実践ができるかどうかで言ったら、別に骨なしでも腰に手を添えて持ち上げてあげたら良いだけなのですが、たぶん、そういうことじゃないんですよね。こう、尻を突き出している姿勢を眺めたいとか、ほら、ね、いろいろあるでしょう(*ノェノ)キャ
Erieの弱点
ここまでつらつらと書いてきてようやく本題ですが、ぼく個人としては、ふぇありーどーるとErieのどちらがオススメかと聞かれたらErieと答えたいです。それは立たせることにこだわりがあるから。
顔は精巧で可愛いし、軽いし、万歳できて着替えさせやすいし、簡単に直立させられるし、専用スタンドがミラー効果でパンツ丸見えで最高だし、Erieの良いところはばんばん書けます。
でも、じゃあなんで今ぼくの手元にErieちゃんがいないのでしょうか。
この図だけ見ると、可動箇所多いじゃん、とわくわくしちゃう方もいるかも知れません。ですが、本当に注目すべきはピンク色の●の付いた「グリップの弱い箇所」です。
グリップが弱い=ウレタンの反発に負ける
もっとわかりやすく言うなら、
・背骨のグリップ力よりおなかの肉の反発のほうが強いため、猫背で固定できない
・股関節のグリップより太ももの反発のほうが強いため、足上げ姿勢で固定できない
つまり、可動範囲のわりにポージングの幅が狭いんですね。
そして、致命的なのがErieの骨格は金属疲労で折れるということです。
うちのErieちゃんも股関節の骨が金属疲労で折れてしまったため手放しました。
たぶん普通に着飾ったり鑑賞したりするだけなら、そう簡単に折れたりはしません。
ブログのネタにするために、あんなポーズはどうだろう、こんなポーズはどうだろう、なんて調子にのって色々と無茶をしていたため、わずか1年で骨折&お別れとなりました。(器用な人なら、太ももから切開して修理とかできるのかも知れません)
ぼくは手先が不器用なため、改良版が出たらまたお迎えしなおそう、と考えてErieちゃんは他の方へお譲りしたのですが、結局未だに改良版は出ていません。
6年前の時点では最新の第4世代Erieと呼ばれておりまして、公式HP上にも”Erie Generation 4”と書かれていたんですよ。そしたら第5世代が出るだろうって思うじゃないですかあ!やだあもう!うあぁぁんヽ(`Д´#)ノ
まとめ
初ドールで、フェアリードールおすわりののとerieで悩んでいます。
ジジさんのお勧めやアドバイスをお願いしたいです。
との2行の質問から、思わず180行くらい思いの丈を書き綴ってしまったのですが、この質問者さんにドン引きされていないかどうかが一番の不安です(;´Д`)
こほん。
ともあれ、10万円以下の軽量ドールという括りで、独断と偏見でざっくり分けるなら、
○お顔重視、直立姿勢を楽しみたい、服を着せたときの造形(肩の形状とかお尻の形状とか)を楽しみたい
→ Erie
○上の条件に加えて、+アニメ顔がイケる口
→ リップロップ
○造形云々より触れ合えることが楽しい、抱っこして癒やされたい、添い寝はぁはぁ
→ 木偶の坊、らぶぬい
○上の条件に加えて、+改造を楽しめる
→ ふぇありどーる
とこんな感じでしょうか。
なんか忘れてるかな…
軽量という条件がなければ今や10万円代からTPEが入手できるので、そこも選択肢に入ってきそうですけど、そうなるとますます悩ましいですね。
正直、この記事が役に立つとはあんまり思えませんが、どの子にしようか悩んでいる時間が一番楽しいのは間違いないです。記事の内容は話半分くらいに聞いて、