布製ラブドールの首可動範囲を手近な素材で改善してみる part2
先日、「布製ラブドールの首可動範囲を手近な素材で改善してみる」と題して、布製ラブドール(幸福人偶、リップロップ、さくらドールズ)の首にゴリラポッドを入れて可動範囲を広げる実験を行いましたが、激しい揺れ(意味深)には弱い改造だったため、再チャレンジしてみようと思います。
フレキシブルシャフトはダイソーにも売っている
ボクの作ったドールだとどうも首マウントのとこに欲しいんだけどM16ネジ互換保ったまま凝った関節作るの面倒だったのでフレキシブルシャフト入れてポーズ付けるとき違和感ない位置にモッテけるようにしたw
前回の記事で、WANTADOLLの製作者であるHN:わんたさんからコメントを頂けたことで、例のブツがフレキシブルシャフトという名称であることがわかりました。
………ぼく、フレキシブルシャフトという名称自体はじめて知りました(*ノェノ)ハズカシイー
ドライバーの先っちょに付ける工具なんですねー。Amazonにもあったのでよしポチろう、と思ったのですが、なんとダイソーでも売っていることが判明。さっそく買ってきました。
フレキシブルシャフトの加工方法に悩む
フレキシブルシャフトを無事購入できたのは良いものの、加工方法に悩みます。
布製ラブドールのヘッドジョイントでは従来のはめ込み式とM16ジョイントの両方に対応するため、下記のようなアタッチメントが使われているんですね。

直径約6.5cm、高さ約9cmの円柱状の物体で、素材はたぶんウレタン。
これと同等サイズの物体がないと頭が支えられないわけです。
WANTADOLLでもほぼ同じようなサイズの円柱を使っていますが、こちらはおそらくプラスチック製で、真ん中にネジ穴をこさえてフレキシブルシャフトを固定しています。すごい、接着じゃないんだ…。
直径6.5cmといえばちょうど500mlのペットボトルとほぼ同サイズ。ペットボトルを高さ9cmで切って、グルーガンか何かでフレキシブルシャフトを固定して使おうかな、と最初は思いました。
が、フレキシブルシャフトをカットする手段がないことに気が付きました。
ぼくは組立家具かパソコンを組み立てるときくらいしか工具を使わないので、おうちにはプラス/マイナスドライバー、六角レンチ、ニッパーくらいしかありません。
フレキシブルシャフトの真ん中には硬いワイヤーが通っており、金属を切れる工具がないとカットは難しそう…。一応、手持ちのハサミやニッパーでガリガリやってみましたが、刃先がダメになっちゃいましたw
ダイソー改造といえばソフトワイヤー
知っている人は知っていると思いますが、なんちゃって改造が好きな人に大人気のソフトワイヤーというブツがあります。
今はSNSがあるので匿名掲示板などは見なくなっちゃいましたが、その昔、タブレットスレやヘッドマウントスレに常駐していたぼくはこのソフトワイヤーに大変お世話になりました。
有志がこれを使ってタブレットスタンドを作ったり、ヘッドマウントホルダーを作ったりと、あらゆる用途に活用していたんですね。たしか部屋晒しスレでもよく使われてたっけw
ソフトワイヤーなら持っていたので、こいつを使って、フレキシブルシャフトを折り曲げたまま付けてしまえば良いのでは…とぐるぐる巻きにしてみました。
・・・・・・・・・・・・・なんかちがう。
ソフトワイヤーだけで良いじゃん
そう、フレキシブルシャフトにソフトワイヤー巻くくらいなら、りすと式ジョイントで良いじゃないかって話なんです。
可動首が羨ましくて適当に近くにあったソフトチューブ噛ませたら理想的なまでにピッタリフィットして正直困惑してる。 pic.twitter.com/TNmImpKftG
— りすと (@rist_failydoll) February 9, 2020
りすとさんが使っているのはソフトチューブであり、ダイソーのソフトワイヤーよりもやや細く、強度も強いワイヤーなんですね。
ま、でも、先っちょ切れば入るんじゃないかと思って、ソフトワイヤーを切ってみました。
こんなかんじ。
ダイソーのソフトワイヤーって直径約1.3cmくらいあるんですよ。
一方、布製ラブドールのヘッドジョイントのM16ネジには直径約1cmの穴が空いています。ちなみに深さは約9cm。
ですが、ソフトワイヤーの先っちょの黒いプラスチックはハサミで簡単にちょん切れるので、約1cmの狭い穴でもぎゅうぎゅう押し込めば入ります。
ちょっとわかりづらいかもですが、50cmのソフトワイヤーを2本使っています。
1本は先っちょ切ってM16ジョイントの穴にずぶずぶ入れて縦巻き。
もう1本は縦巻きにしたワイヤーにとぐろを巻くかのように横巻き。
直径約6.5cm、高さ約9cmに合わせるためですね。
ということで、ソフトワイヤー(50cm×2本入りで100円)でも首コテ改造できちゃいました。
布製ラブドールの首可動範囲をソフトワイヤーで改善してみた動画
しょせんワイヤーなので、金属ジョイントやフレキシブルシャフトに比べると柔いです。止めたい場所よりもわずかにオーバーランさせて戻す感じで位置調整します。揺れも大きめ。
言葉だと伝わりづらいと思うので、今回も動画にしてみました。音声はないのでご安心(?)ください。
ゴリラポッド使ったときとあまり変わらないように見えるかもですが、
- 深さ約9cmのM16ネジの穴につっこんでいるため、いくら揺れてもゴリラポッドとは比べ物にならないくらい外れづらい
- 安い(材料費100えん)
という特徴があります。
番外編
たぶん、誰しも感じたと思うのですが、これ別にソフトワイヤーじゃなくても良くね? ということで、針金ハンガーを使ってみました。
見た目はひどい。ひどすぎるwww
なにしろ工具もなんも使わず、巻いてある針金ハンガーをぐるぐる解いて伸ばしただけw
それをソフトワイヤーと同じ要領で、M16穴の中にぶっさし、縦巻き&横巻きにしました。
こんなやっつけ仕事ですが、これでも十分、首コテやアゴ引きのポーズが取れました。
マジかー…こんなんでも良いのかー…。
あぁ、もちろんこのまま頭をぶっさすと布にダメージを与えてしまうので、布地やストッキングでカバーするのをお忘れなく。
まとめ
- ダイソーにフレキシブルシャフトが売っていたので、再度首改造にチャレンジしてみた。
- フレキシブルシャフトを切る手段がなく、ソフトワイヤーに切り替えた。
- ソフトワイヤーはそのままでは首穴(直径約1cm)に入らないものの、先っちょのプラスチックを切ればどうにかなった。
- じゃあ針金ハンガーでも良くね?と試してみたらホントに良かった。
しつこいようですが、金属ジョイントが入手できるならそちらのほうが良いですw あるいはフレキシブルシャフトをご自分で改造できるなら、それもかなり良い感じでしょう。
前回も今回も、ぼくのように工作は苦手だけれど、手近なモノでなんとか首の可動範囲を改善したいと悩んでいる方向けの記事でした。どこかの誰かの参考になれば幸いです m(_ _)m