ベルドール東京の中の人、仔ドラさんに職人メイクについて聞いてみた
以前からラブドール販売店の新着情報でタイトルだけはちらっと見かけていた「職人メイク」ですが、ほほーんそんなサービスはじめたのねー、とそこまで興味を持つこともなくさらっと流しておりました。
しかし先日、「ダイマ※は歓迎との文面を読んでメールさせてもらいました」とベルドール東京の中の人、HN:仔ドラさんからメールを頂いたんですね。
※ダイレクトマーケティングの略
いやぁ…販売店の人にブログ記事読まれるのって恥ずかしいね…///
そのメールの中でドールのメイクサービスをはじめたけれど興味ないですか、的なお話をふられたのですが、うーん、うーん、うーん、リアル顔も嫌いじゃないけれど、やっぱりぼくはアニメヘッドのほうが好きだからなぁ…。でもドールのメイクの話題はよく出るし、気になっている人もいるはず。
ちょっと詳しい内容をインタビュー形式で公開させてもらえないか、と頼んでみたのでした。
ベルドール東京の仔ドラさんへのメールインタビュー
サービスをはじめた経緯

毎度どうも~。
職人メイクプランの紹介メールを送って頂いたのに、いきなりインタビューを申し込む形になってすみません。あらためてよろしくお願いします。
ベルドール東京のブログやその他もろもろも担当してる、全てのドールに宿るドール神の神使、仔ドラゴンの仔ドラさんです。よろしくおねがおーします(「゚Д゚)「


あぁ~………そういうノリでいくんですね…了解しましたw
ではさっそくですが、まずは今回開始された職人メイクプランのサービス内容をさらっと教えてもらえますか?
はい、今回の職人メイクプランに関して、簡単にご説明しましょう。
このプランはその名の通り、『ラブドールのメイクをお仕事としていた専門のメイク職人さんに、ドールヘッドをメイクしてもらえるプラン』です。
うちのお店で取扱ってるのはご存じの通り、中国製のドールなわけですが……。
ジジさん、ぶっちゃけメイクでガッカリしたり経年や摩擦でメイクが落ちてしまった経験ってありませんか?


フルシリ全盛時代からメイクさんガチャはありましたね~。メイクする人が複数いるからどうしても品質が安定しないというか。
それがTPEになってからは更に加速して、届いたは良いけど、「…どちらさま?」と言いたくなる状況もよくあります。
もちろんジジさん以外にもたくさん、そんな思いをしてしまった方はいらっしゃると思うのです。
そんな悲しみに包まれてしまった、ドールを愛する皆様を救う手段はないかと仔ドラさんがドール神に祈りをささげていたある日、こんなメールが届きました。
『(某国産ラブドールメーカー)でドールのメイク担当してたんですが、ドールメイクのお仕事とかありませんか?』(要約)
そう、ドール神は全てのオーナー様を見捨てなかったのです……(「゚Д゚)「


(このノリ…慣れないな…w)
ほっほー、職人さんのほうからの売り込みだったのですねー。しかも国内のメーカーで実績があるとは…。
そんなこんなで、実際にお会いしてみたところ、『ご近所に住んでる』『シリコンのメイクが出来る設備がある』『TPEも出来る』という、お断りする理由がどこにもない好条件がそろっていたので、メイクをお願いする事となりました。
カモがネギを背負ってくるとはまさにこのことですね!(誤用)
ちなみに、いくつかヘッドを渡して宣材&サンプル用としてメイクして頂き、メイクして頂いたヘッドは現在、サンプルドールにセットして店頭にありますので、皆さんぜひ見に来てくださいね!(゚∀゚)

TPEのメイクに関する質問

TPEのメイクについてですが、ぼく自身よくクレンジングオイルで化粧を落とすことから、耐久性が気になります。
せっかく職人さんに綺麗なメイクをしてもらってもすぐに剥げ落ちてしまってはもったいないですし。ちょっと洗っただけで落ちたりしないのでしょうか?
この辺のことは仔ドラさんも気になったので、職人さんに直接インタビューしてみました。
ちょっと専門的な話も交じってしまうので、長くなりがちですがお付き合いください(´・ω・`)
耐久面や経年劣化に関して、先に結論だけを述べてしまうと、標準(メーカーの)メイクの数倍は耐久性があるといっても過言ではありません。
『そんなアホな』と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、順を追って解説します。
まず、職人さんが使っているメイク道具に関して。これはドラッグストアで購入できる市販品なども一部ありますが、使用されている道具の多くが『舞台用のメイク道具』なのです!
とはいっても、素人さんには『なんやねんそれ?(´・ω・`)』ってなってしまうと思うので、例えや実体験を交えてご説明しましょう。
ジジさんは、舞台演劇をご覧になったことはありますか?


舞台演劇とはちょっと違うかもですが、学生の頃に見た劇団四季のミュージカル、夢から覚めた夢に感動して、定番どころの美女と野獣、ライオンキング、アニーなどは大人になってからも何度か見に行っていますねー。
同じ演目でも役者さんが違うとまた別の感動があるので映画とは違った良さがあると思っています。
ちなみに仔ドラさんは元プロの舞台役者です(「゚Д゚)「


え、マジで…。
漫画家、彫刻家、写真家、整備師、配送業、医者、薬剤師、IT技術者(最多)などなど、いろんな職業のドーラーさんとお話してきましたが舞台役者さんというのははじめてかも。
…なので舞台用メイクも使ってましたし、その耐久性もよく知っています。
まず舞台の上というのは無数の照明で照らされているため、非常に暑いです。体感温度は30℃後半ぐらいはあります。初夏の日差しぐらい暑いです。
更に日常系の舞台ならいいですが、作品によっては派手な殺陣やアクションもあります。
これらは、ただ動きをなぞるだけでも相当な負担なのですが、体を動かすだけでなく、感情の表現や自分の立ち位置、得物の太刀筋、果ては指先一本の角度に至るまであらゆるものに気を配るので、肉体のみならず精神もものすごい勢いで消耗しておきます。
一般の方向けに例えるなら『真夏の炎天下を500m全力疾走する(途中で速度を緩めることは許されない)』っていうぐらいに消耗します。
なので、比喩ではなく文字通り滝のような汗を流すことになるのですが、これでメイクが溶けてしまっては仕事になりません。
そのため、舞台用のメイク道具というのは非常に耐水性に優れています。なので、シャワーなどで顔に水滴が付いたりしても、そう簡単には落ちません。
ただし、擦ると落ちます。
擦ると落ちます。大事な事なので二回言いました。
蛇足かもしれませんが、耐水性のみならず耐薬品への耐久度も高く、仔ドラさんが舞台を終えた後は、メイク落とすのに、クレンジングシートだと3~4枚は必要でした。
それぐらい使ってやっときれいに落とせるぐらい、落ちにくいのが舞台用のメイク道具なのです。
それゆえに、その手のお店に行くと『舞台メイク用のメイク落としクリーム』なんてものも売ってます。これはすごくきれいに落ちます。
また、メイクを濃くすればその分だけメイクの層が分厚くなるので、より落ちにくくなります。
多くのメーカーメイクは層が一層しかないのに対し、職人さんはベースメイクからしっかり作ってくださってるので、ナチュラル系の薄めメイクでも、メーカーの何倍も耐久性があるわけです。
ざっくり纏めるとこんな感じです。
・舞台用メイクの道具でメイクしてるので、耐水性、耐久性は高い
・クレンジングで落とすことは出来るけど結構大変。
・強いといってもあくまでメイク。強く擦ると落ちます。こするな危険。濡れたら優しくトントン。


ほえ~…。舞台用のメイク道具なんてのがあるんですねぇ~。
落ちないわけではないけれど、一般的な化粧品とは比べ物にならないくらい耐久性がある、と。勉強になりました。
シリコンのメイクに関する質問

シリコンの場合、TPEとは逆に化粧を落とすのが難しい、というより不可能に近いという話をよく聞きます。
塗料をシリコンに混ぜ込んで塗っているので通常のシリコンヘッドのメイクを落とそうとすると素材自体を剥ぎ取るしかないのだとか。
職人メイクプランを依頼するにあたって、お気に入りの大事なシリコンヘッドを預けることになるわけですが、こう、顔を削り取られるというかw ダメージを受けてしまうことはないのでしょうか?
また、メイクしてもらった後、そのメイクを落とすことは難しいのでしょうか?
こちらも仔ドラさんの知的好奇心を満たすために、職人さんに根掘り葉掘り聞いてみました。今回も専門的なお話が混じるのでry。
まず大前提として、ヘッドにダメージが入るようなことは基本的にはないので心配無用です。
というのも、シリコン製ヘッドのメイクというのは『溶剤に溶かした塗料を吹き付けてる』というのは有名な話ですが、実際はこの溶剤の中にシリコンの成分も含まれています。
なので、シリコンのメイクはシリコンヘッドの上に、色のついたシリコンがくっついている、というようなイメージになります。
これが削らないと落ちない、と言われる所以ですね(´・ω・`)
では職人さんはどうやって落とすのか?という話ですが。
これは薬品を使って落とすそうです。
この薬品というのが、『ヘキサン』や『ヘプタン』といった有機溶剤です。
一般的にヘキサンは、構造異性体であるイソヘキサンという成分を主としてブレーキクリーナーなどのスプレーに用いられていたり、毒性を抜いたヘキサンが食品添加物に使われていたりします。
これらはシリコンメイクの溶剤としても使われているわけですが、これを原液でヌリヌリする事で、メイクを『ある程度』落とす事が出来るそうです。
あくまである程度であり、完全に綺麗に落とすのは難しいのと、ヘキサンやヘプタンは消防法で危険物第四類に分類されてるので、素人の方が使うのはお勧めしません(´・ω・`)
使うときは知識のある人と一緒に、用法用量と法律をしっかり守って使ってくださいね!仔ドラさんとのお約束だぞ!(「゚Д゚)「
ちなみに、シリコンメイクは絶対に落ちないというわけではなく、経年によって色素が薄くなってしまうそうです(色が飛ぶ、と表現します)
また、Sino Doll社のSmooth Matteメイクや、Sanhui Doll社の人肌仕上げ加工。人造人などに施されているリアルメイクなど、中国式のメイクには未知数な部分が多く、こういった加工が施されたヘッドのお直しに関しては、現物を一度見てみないとわからない、とのことです。
そういった特殊メイク系の場合は、ダメージが出てしまう可能性も0ではないかなと(´・ω・`)
ざっくり纏めるとこんな感じです
・薬品で落とすので基本的にはダメージはない
・オーナー様が落とすことは可能だけれど、要知識と環境
・シリコンも一応、経年でメイクが劣化する
・特殊メイク系ヘッドは現物を見てからの相談


うほ… これまた想像以上に詳しいご説明ありがとうございます。
シリコンヘッドのメイクは絶対に落ちないものだと思いこんでおりましたが、言われてよくよく思い出してみると、年単位でフルシリを大事にしている方からは「唇や乳首の色が若干薄く…」といった話を聞いたことがありました。
そうかぁ…溶剤などでシリコンに傷を付けずに色を落とすことが可能なのですねぇ~。
シリコン/TPE共通の質問

ところで、施されたメイクが気に入らなかった場合、再メイクを依頼することは可能なのでしょうか?
おそらく発送前に写真等で仕上がりを確認させてもらえるのかなと思いますが、それでも実物を見たらイメージと違った、というケースもあるかと思います。
再メイク時も依頼時と変わらない料金なのでしょうか?
まぁ心配になりますよね(´・ω・`)
まず、メイクが最終段階に入ると、仕上げの加工をする前に職人さんからお写真が届くので、それをオーナー様に見て頂きます。
この段階であれば、ある程度の調整は対応可能ですが、あくまである程度です。
もうちょっと眉を太くしてほしい、とかそういうのなら大丈夫なんですが、ナチュラル系のつもりだったけどガッツリギャル系に変更して!とかいうレベルは流石にお断りします(特にシリコン)
また、メイクというのは料理と同じで、基本的に足し算です。引き算はできません。
なので、最初のお写真の段階では、ある程度薄めのメイクでお写真を撮ってもらうようにお願いしてあります。
もちろん、引き算が出来ないといっても、眉をあと1cmぐらい短くしてほしい、とかの軽い引き算でしたら大丈夫です。がっつりは無理ですが。
その後、現物を受け取った後に、あまりにもイメージとかけ離れすぎている、というのであればご相談の上での個別対応させて頂く事になるかなと……(´・ω・`)
残念ながら、いまの世の中には一定数、最初からクレームをつけるつもりの人などもいらっしゃるので、個別でお話を聞いて対応。とさせていただきます。


メイクは足し算とのお話、とてもスっと腑に落ちました。それでも仕上げ前に「ある程度」の調整が出来るのはありがたいですね。
イメージ云々については我ながらいじわるな質問でした。
最近はドーラーさんの若返りが進んでいるように感じるため、びっくりするようなクレームが出たらどうされるのかなぁーという、興味本位の質問をしてしまいましたw
ちなみに、まだはじまったばかりのサービスなので、事例も少ないとは思いますが、もし過去の事例などありましたら、教えてもらえますか?
このインタビューに回答を記している現在、ジジさんもご存じの某中将様のシリコンヘッドをお預かりし、職人さんにメイクをして頂いています。
こちらもブログに載せていただける予定ですので、そちらが実例第一号になる予定です。
そのほかですと、サンプル用にTPE、シリコン共にメイクをして頂いてるので、店頭に来て頂ければ直接、職人さんメイクを見て頂く事が出来ます。ついでに仔ドラさんにも会えます(「゚Д゚)「
また、中国工場と契約、連携してオリジナルブランドを立ち上げる計画もひそかに進行しています。
こちらは製造こそ中国ですが、メイクは全て職人さんにお願いする形になりますので、これからはどんどん、日ノ本各地に職人さんメイクのドールが増えていくと思います。


やはり! 中将さんのブログ記事でメイク注文したっていうのを読んだので、もしかして第一号では?と思っていたのですよー。
どんなヘッドが掲載されるのか楽しみです。
そして、オリジナルブランドとな…?
ラブドール業界って、製造元もメイクも同じなのにラベル(名前)だけ貼り替えたモデルが多いので、「オリジナルブランド」自体のイメージがとっっっても低下しているように感じるんですよねー。
他のオリジナルブランドとは名ばかりのドールとは違うんだぜ、ってところを見せて頂けるのを楽しみにしております。

さてさて、想定よりも長くなってしまいましたし、答えづらい質問も多かったと思いますが、快くご回答頂きありがとうございました。
恒例ではございますが、最後にブログ読者へ向けて、何かメッセージなど一言お願いできますか。
ベルドール東京として答えてもよかったのですが、『何事も楽しくおもしろく』が仔ドラさんのモットーなので、今回は仔ドラさんが回答させて頂きました(「゚Д゚)「
オフィシャル以外に仔ドラさんの個竜的なTwitterアカウントもあるので、フォローするとお得な情報を教えてくれたり、ドールに関してわからない事を通りすがりで教えてくれるかもしれないのでフォローするとお得だと思います。
また、この記事を読んでくださった方向けに職人メイクプランの割引コードをそっと置いていきますので、メイクプランを検討中の方は是非ご利用ください!

やった~!またまた割引クーポンGETだぜ…っ!!
実は過去にも(ベルドール東京に限らず)SR訪問の際にはちょくちょく「読者向けのオマケとかもらえるとうれしいなぁ~(チラッ」と打診はしてきたのですが、忘れられたのか冗談と思われたのか小声過ぎて聞こえなかったのか、そういう特典をもらえた試しがありませんでした。
でも最近はコロナの影響もあり、メールインタビューをメインにしているため、質問状の形式を取っており、「最後に読者向けのメッセージを一言どうぞ(割引クーポンとかでも良いですw)」と文字としてしっかり書いているせいか、ラブドールハーレムジャパン、Charm & Koに引き続き、ベルドール東京からも割引クーポン頂けちゃいましたね。ふっへっへ。
よーし、今後はこの手法で行こう(ゲス顔)
まとめ
今回のインタビューは(いつものことかもですが)軽~い気持ちで聞いてみたら、思わぬ情報量に圧倒されてしまいました。
特に、舞台用の化粧品の存在と、シリコンのメイクを落とす方法については驚きました。
うちのフルシリもお迎えしてから5~6年は経っていますが、ボディメイクや乳首の色が薄くなるようなこともなく、このまま一生落ちないのでは…くらいに思っていましたが、 よくよく考えてみればぼくはフルシリのおっぱいちゅーちゅーしたりしないので、そもそも扱い方が違うのかも知れませんw
別に恥ずかしがって性癖を隠しているわけではなく、趣味嗜好の違いなんですよね。
ぼくは自他共に認めるパンチラスキーで、あーんなポーズやこーんなポーズでパンチラを拝むために等身大ドールをお迎えしたと言っても過言ではなく、
直接触れるよりも、自分の好きな格好をさせて眺めていることが圧倒的に多いのです。
だったら1/3で良いじゃないですか、と言われて試したこともあるのですが、球体関節に萌えることができない…!いやそもそも服の質感が本物と人形用ではぜんっっっぜん違うじゃないか!!(血涙)
……………と、ぼくの性癖はどうでも良いので置いておくとして、職人メイクプラン、最初聞いたときは正直まったくこれっぽっちも興味なかったのですが、実際話しを聞いてみたらこれちょっと将来性あるのでは?と思えてきちゃいましたね。
現在のサービスは基本的にリアル顔が対象でしょうけど、もしかしたらアニメ顔にも対応するかもだし、ボディメイクに発展する可能性だってあるわけでしょう?
淫紋とか…さ…(小声)
今は手元に再メイクしてほしいヘッドがないのでぼくはまだ注文しないと思いますが、届いたヘッドのメイクがいまいちだなぁ~とか、自分でやってみたけど、うまくいかないなぁ~という人はお試ししてみるのも良いんじゃないですかね。 その際はぜひ感想なども聞いてみたいところです。
ベルドール東京
https://belledoll.tokyo/












