ラブドールのトラブル事例集
■更新履歴
2017年08月22日:目次を追加。クッションドールの色移り事例を追加。
2016年09月17日:迷惑メールに関する事例を追加
2016年08月31日:暫定版を投稿
以前投稿した(たまに編集している)「ラブドールFAQ」に引き続き、今回はラブドールに関するトラブル事例のまとめです。
ほとんど過去の記事で触れた内容ですが、
書きかけなので随時更新予定。
トラブル事例の目次
空気嫁編
空気を入れてもどこかから漏れて膨らまない
クッションドール編
カビが生えた
表皮が変色し黒っぽいぶつぶつが見られる
動かしていたら骨折した
黒い服で色移りした
フルシリ&TPE編
ウィッグを1日つけっぱなしにしただけで頭に色移りした
ブルマで色移りした、スカートで色移りした
ドールアイの交換をしたら目の端っこが裂けた
口を開けていたら端っこが裂けた
前へならえをしただけで脇が裂けた
長袖の着せ替え時に指をひっかけて爪を折った(or指を折った)
座り姿勢で後ろに手をつかせて指を折った
立ちバック姿勢で机に手をつかせて指を折った
気がついたら指の骨がひっこぬけていた
猫背の状態で保管していたら背中が割れた
太もも(や背中)の皮が剥離した
女の子座りの状態で脇に手を入れて持ち上げたら股関節が骨折した
直立姿勢をさせたら足裏に穴が空いた
ホールポケットが裂けた
ホールポケットが溶けた
キスのし過ぎで(?)化粧が落ちた
日光で肌が変色した
通販編
海外通販でラブドールを購入したら壊れていた
購入手続きをしたのに確認メールが来ない
空気嫁編
- 空気を入れてもどこかから漏れて膨らまない
どんな空気嫁でも空気漏れからは逃れられません。一応、漏れやすい箇所はいくつか決まっており、脇の下、足の付け根、膝裏等、鋭角になっている部分の接着が緩み、空気漏れが発生することが多いようです。
また、空気を入れてから水を張ったお風呂に沈めることで空気漏れの箇所を探すことは出来ます。
補修にはビニール接着用のボンドを使い、できれば同じビニールをパッチとして上から貼り付けると強度が増します。
ただ、ここまできたら、綿詰めを検討するか、それが面倒ならクッションドールへ行くことを検討しても良いと思います。
クッションドール編
- カビが生えた
クッションドールにとってカビは大敵で一度生えたら根絶はほぼ不可能です。(見た目には消えてもほっておくとまた増殖する)
クッションドールをお迎えするなら最低でも湿度計はセットで購入し、60%未満になる場所で保管することをおすすめします。
除湿機があればベターですが、なくても換気をしたり扇風機をあてる等、湿度を下げる手段はあります。 - 表皮が変色し黒っぽいぶつぶつが見られる
木偶の坊のクッションドールでしか見ない現象ですが、お迎えから2~3年くらいで表面が変色し黒いぶつぶつが出てくることがあります。
最初はカビかとも思ったのですが、湿度管理をしている状況で3体お迎えして3体ともが同じ症状で、かつ、ほかのクッションドール(らぶぬい、こもも、リップロップ)では発生していないことから木偶の坊特有の症状な気がしています。
同様の症状がある複数の方々とも話したのですが、これは木偶の坊が使っている「両面ジャージ貼り低反発ウレタン素材(3層貼)」というものの特性で、ウレタンが加水分解を起こして変色しているのだろう、とのこと。
黒いぶつぶつの正体は謎です。 - 動かしていたら骨折した
クッションドールと言って良いのかわかりませんが、骨格入りの布製ラブドール、リップロップでは関節があるため大きな負荷をかけると折れることがあります。フルシリで使われているような金属ではなく、塩ビパイプ(より更に華奢なパイプ)のようなものをネジで固定しているため、接合部分が特に折れやすいです。ひっかかりを感じたら無理に曲げないこと。縫い糸を解く必要がありますが、分解して自分で修理される方も少なくないようです。 - 黒い服で色移りした
実は色移りするのはフルシリやTPEだけではありません。
この写真はリップロップTYPE-130プラスのおなか部分ですが、上下ともに黒い衣装を1ヶ月以上着せたままだったためか、小さい紺色の点が肌に付着しました。色の濃い服、特に中国製の服は色落ちが多いと聞くため、浸け置き洗いはもちろんのこと、できるだけ直接肌に触れないよう、下はタイツ、上は長袖肌着などを着せて保管するのが良いでしょう。
尚、この事例は「ややピンク肌」で多い話で、テカりが強めの普通肌ではまだ色移り例を聞いたことがありません。
フルシリ&TPE編
- ウィッグを1日つけっぱなしにしただけで頭に色移りした
頭にラップを巻いたり白い水泳帽をかぶせてからウィッグをかぶせると防げますが、耳の上部にウィッグのアジャスター部分が触れて耳にだけ色移りした、という事例もあるため注意してください。
ちなみにウィッグは毛の部分が色移りするのではなく、その生え際のネット部分が色移りします。金髪ウィッグなどではその部分がクリーム色なのですが、今までそういった薄い色のネットで色移りしたことはありません。(黒いのはすぐに色移りする)
参考記事:
アニメヘッドのまとめ的な何か
ララドールの色移り - ブルマで色移りした、スカートで色移りした
何度洗濯しても色移りするものはするので、
・色の濃い衣装は短時間のみ使用する
・裏地に白い布を貼る
・下着に長袖Tシャツなどを着こむ
・肌色タイツなどを履かせてからブルマを履かせる
などの対処が必要です。
最初はタイツの上からブルマぁ~?と思われますが、保護用と割りきりましょう。どうしても地肌にこだわりたい方はブルマを超洗濯した上で白い裏地を貼るなどがんばってみてください。でもって力作が出来ましたら紹介してくれるとぼく歓喜。 - ドールアイの交換をしたら目の端っこが裂けた
特に切れ長の瞳の大人っぽい顔のドールはドールアイの交換に注意が必要です。
ゆっくりと目を開き、無理だと感じたら諦めも肝心。ドールアイの交換ではなくカラーコンタクトを使うという選択肢も。
ちなみにドールアイが接着されている場合もあり、その場合は難易度が更に上がります。 - 口を開けていたら端っこが裂けた
公式でお口仕様を謳っているヘッドは口の端っこの角度を緩やかにする等の工夫がされているものの、それでも裂ける例があります。
ましてやお口仕様でもない舌が入っているだけのヘッドの場合はそういった工夫も何もないため、余計に危険です。
舌の交換などは注意深く丁寧に行いましょう。 - 前へならえをしただけで脇が裂けた
人間のように脇の下にたっぷりと皮の余裕があるわけでもないため、特に前後へのねじれには弱く、原則として90度以上に挙げてはいけません。
TPEなどのように柔らかい素材の場合は公式で万歳姿勢を認めていますが、だからといって裂けないというわけではありません。
徐々にブリードが進行し、表皮が硬くなり、その状態で何度もねじれを加えていけばいつかは裂けます。
セーターなどのかぶるタイプの服を着せる際には頭を外して前へ習えの姿勢が基本ですが、首まわりに余裕のある衣装なら小さく前へ習えで十分着せられるため、そこを意識して着せ替えを行うと良いでしょう。 - 長袖の着せ替え時に指をひっかけて爪を折った(or指を折った)
先に指が出るところまで袖を通してから着せるようにすれば良いのですが、ふとした拍子に袖が戻り、それに気が付かずにグイっとひっぱったときに爪がポロリ…なんてケースがあります。ストッキングの先を切り取り、ドールの手にかぶせてから着せ替えをすると指の保護ができる上にすべりも良いため安心です。伝線したストッキングは捨てずに取っておきましょう。 - 座り姿勢で後ろに手をつかせて指を折った
手を後ろにまわしてから座らせると角度によってはドールの全体重を細い指だけで支えることになり、簡単に折れます。まずは手を前にした状態で座り姿勢を作り、その後手を後ろにまわすようにポージングしましょう。 - 立ちバック姿勢で机に手をつかせて指を折った
単に立ちバックの姿勢をしただけで指が壊れるドールはほとんどないと思われますが、その状態で実践をすると指にとても大きな負荷がかかります。
手をつかせるのではなく、手首から肘にかけての腕の面積で体を支えさせると多少マシになります。
それでも危ないことには変わりないので自己責任で。 - 気がついたら指の骨がひっこぬけていた
指の骨折には注意していても気が付くと指の根本の骨が外れていてぶら~んとしていた、という報告が何件かあります。
ぼく自身にその経験がないため、原因がちょっとわかりませんが、添い寝等で指を踏んでしまったとか、ポージングの際に指をひっぱったとか、そういう可能性があるかも知れません。
原因に心当たりのある方の情報待っています。 - 猫背の状態で保管していたら背中が割れた
オイルブリードの多いシリコンの場合、猫背姿勢などテンションが張った状態で長時間放置すると徐々に表面が硬くなり、元に戻ろうとする力が強くなるため、ばっくりと割れてしまうことがあります。
長期間保管するときは出来る限りニュートラル姿勢に戻してから保管しましょう。 - 太もも(や背中)の皮が剥離した
シリコン製の場合、軽量化のためにウレタン+表面シリコンという構造が多く、このウレタンとシリコンが剥がれると太ももや背中がおばあちゃんのように皮がたるみます。
これはもう品質の問題なので、新品でお迎え直後なら販売店へ相談して交換してもらう等できますが、初期不良保証期間を過ぎたら諦めるほかありません。
どうしても気になる場合は太もものパーティングラインからメスを入れ、ウレタンに信越シリコーンを流し込むことで治せるそうです。 - 女の子座りの状態で脇に手を入れて持ち上げたら股関節が骨折した
フルシリは足だけでも相当な重量があり、女の子(ぺたんこ)座りの姿勢ではテコの原理もあって股関節~太ももにかけて大きな負荷がかかります。
面倒でも足を元に戻してから持ち上げるか、首と膝の両方に手を入れてゆっくり持ち上げるようにすると負荷が減るはずです。 - 直立姿勢をさせたら足裏に穴が空いた
自立でも直立(支えあり)でも足裏にかかる負荷は大きく、支える面積も小さいため、大抵のドールは長期間立たせておくと足裏に穴が空きます。
撮影等で立たせたい場合は膝立ち姿勢で誤魔化すか、靴下を二重三重に履かせてなるべく短時間で済ませるのが良いでしょう。 - ホールポケットが裂けた
基本的に、ただ足を左右に大きく開いただけ(=ひっぱっただけ)で裂けることは滅多にありませんが、足が前後していてねじれが発生していた場合や、足を大きく開いた状態でホールを取り出す際、伸びた爪で表皮に徐々に傷を付け、そこから裂けていく場合があります。
輪ゴムをピンっと張った状態だとちょっとの力で千切れてしまいますよね。あんな感じを思い浮かべるとわかりやすいかも知れません。 - ホールポケットが溶けた
シリコンとTPEを接着したままだと溶けるというのは有名な話ですが、オナホールもTPE製のことが多いため、フルシリのホールポケットに直接入れたまま長時間放置すると溶けることがあります。オナホールをセットするときは必ずキッチンパックを使いましょう。
参考記事:
オナホセット講座 - キスのし過ぎで(?)化粧が落ちた
シリコン製の場合は未硬化状態のシリコンに塗料と溶剤を希釈してエアブラシ等でメイクしているらしく、滅多なことでは剥げませんが、何年も経過するとそれも絶対ではありません。オリエント工業やシリコンアート等、日本で製造しているメーカーであれば再メイクの相談にも乗ってくれるはずですのでまずはメーカーに相談してみましょう。海外工場で生産されているものに関してはちょっと望み薄です。
なお、TPEの場合は人間と同じ化粧を使用しており、シリコンとは比べ物にならないほど簡単にメイクが落ちる反面、再メイクも簡単です。
TPEドールに口紅を塗った例。ビフォー&アフター - 日光で肌が変色した
これもまだ経験がないのですが、日当たりの良い場所に長期間置いておくと肌の色が変色することがあるそうです。人間と同じで紫外線に弱いんですかね?
通販編
- 海外通販でラブドールを購入したら壊れていた
海外通販では初期不良であっても返送の送料は客が負担する、という規約になっているところが多いです。これが船便でもけっこう高いし、往復分の時間がかかるので交換品が届くまでに2ヶ月なんてケースも。配送による破損が明らかな場合はまずFedExやDHLなど配送業者のカスタマーサービスへ連絡するのもひとつの手です。ただ、DHLだとそれは販売店に言ってくださいと丸投げされる、なんて話も聞きます。
そして販売店へ初期不良の連絡をした場合の対応はおおよそ下記のようなパターンが多いです。
※不良を説明する場合は写真や動画を添付すると話がスムーズです
1)じゃあいくらか割引するよ(or 次回の購入時に使えるクーポンをあげるよ)
2)同じ商品の新品を半額で売ってあげるよ
3)交換しても良いけど往復の送料は負担してね
初のラブドールで海外通販を利用し、片足がぷら~ん状態で届いてしまった方もいます。その方の場合は販売店と十分に話し合い、2体目を割引(約40%OFF)で売ってもらうことで双方合意したそうです。
そんなわけで、AliExpressなどでの購入は販売店に悪気がなくとも、配送事故で面倒なことになったりするため、安いからという理由だけで選択するのはちょっと待ったほうが良いかも知れません。ガジェットと違って、ラブドールは大型ですから、返品するにしても、売却するにしても大変な手間暇がかかります。日本語に理解のある販売店や購入者保証のしっかりしている店舗、なにより日本に代理店があるのならそちらを使うほうが何かあったときに安心です。 - 購入手続きをしたのに確認メールが来ないスマホユーザーに多いのですが、購入店からのメールが迷惑メールとして判断され、迷惑メールフォルダどころか、そもそも届かないケースがあるそうです。(メールサーバーで弾かれている)
具体例を挙げると、iPhoneの初期設定のままだとリップロップの購入時に会員登録しても登録確認のメールが届かないという事例が報告されています。端末の設定やキャリアのWebサイトでの設定等をよく確認してから注文してください。
当ブログのジャンルがジャンルなので直接リンクは貼りませんが、「iphone 迷惑メール 初期設定」などで検索すると具体的なやり方がすぐに見つかるでしょう。
もし二重注文してしまった場合にはその旨、販売店へ連絡すれば適切に処理してもらえるはずなので早めの連絡が大事です。
こんなことがあったよ!という情報提供も随時受け付けています。
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