ラブドール販売店「おとなLOVE」にインタビューしてみた
やあやあ、今回もまたインタビュー記事なんだ。例によってedolls.net経由でメールをもらった際に、すかさず返信でインタビューを申し込んじゃったという流れです。
そろそろ(ぼく自身が)飽きるかなぁ~と思っていましたが、毎回思わぬ話が聞けるので案外飽きませんね。お得な情報とか役立つ情報満載っていう方向ではないんですけれど、個人的に聞いていて面白い話、という意味でw 今回もそういった意味でかなり楽しめた内容となっており、あらためてブログやっていて良かったなぁ~と感じています。
さて、かつてラブドール販売店といえば、オリエント工業を代表に、国内製造、国内販売、そして高価格、というのが当たり前でした。
しかし、中国のEx-doll(日本ではアルテトキオ)が登場し、製造は中国であるものの、日本に実店舗を持ち、日本国内で実物を見て触れてお迎えに至る、という形が出来ました。
次にWMDollをはじめとした原材料価格の低いTPE製のラブドールが登場し、瞬く間にシェアを拡大。すると今度は日本に一切お店を持たず、中国生産、工場直送なのだけれど、HPはバッチリ日本語というお店が大量に登場することになりました。
ラブドールの販売形態をざっくりまとめるとこんな感じでしょうか。
| 生産 | 販売 | 発送元 |
|---|---|---|
| 日本 | 日本(店舗あり) | 日本 |
| 中国 | 日本(店舗あり) | 日本(国内で検品してから発送) |
| 中国 | 日本(店舗なし) | 中国工場直送 |
| 中国 | 中国(日本人スタッフあり) | 中国工場直送 |
| 中国 | 中国(日本人スタッフなし) | 中国工場直送 |
異論もあるかと思いますが、下に行くほどコストが低下するイメージでまとめています。
インターネットで買い物するのが当たり前の時代ですから、HP自体がばっちり日本語なら違いがあまりわからなかったりもします。 嘘のような本当の話ですが、発送されてから中国工場からの直送だったのか、と驚かれているドーラーさんすら実在します。 いわく、数十万の買い物なら身構えてしっかりチェックするけれど、数万円程度なのであまり気にしていなかったとのこと。豪胆である。
当ブログでは国内に実店舗を持つ販売店へのインタビュー記事はもちろんのこと、 オーストラリアの販売店や、中国にあるメーカーへのインタビューも実施してきましたが、 今回たぶんはじめて、日本在住の中国人が経営するお店のインタビュー記事となります。
そうと知ってインタビューを申し込んだわけではないのですが、ちゃんと日本に法人を設立しているお店、という点にとても興味を惹かれて今回インタビューさせて頂きました。
おとなLOVEへのメールインタビュー
ご挨拶

この度はご丁寧なメールを頂きありがとうございます。
いきなり失礼かつ正直な感想を申し上げてしまうと「おとなLOVE」という名称を伺い、HPを拝見して、あぁ~また量産コピペサイトかぁ~と最初は思ってしまいました。
しかしながら、メールの本文中でも、特商法の表記においても株式会社星テックと名乗られている点に大変興味をひかれ、勢いでインタビューを申し込ませて頂きました。
突然の申し出にも関わらず、快く承諾頂き誠にありがとうございます。少々失礼な質問もあるかと存じますが、しばしの間、質問におつきあい頂ければ幸いです。
こちらこそ、ありがとうございます。
「量産コピペサイト」ではありませんよ。サイト自体はshopifyで構築され、他の業者サイトと似ているテーマを採用したため、そんなイメージを与えてしまったかもしれません。そう言えば、サイトのデザインと構成は見直した方が良いかもしれません。


いじわるな言い方してすみません(笑)
最近、あちこちの掲示板やSNSへ無差別に宣伝投稿を繰り返すラブドール販売店が目に余るので情報をまとめているのですが、
そういうお店はShopifyで作られているためか、どうしても同じHPに見えてくるんですよねー。
お店の概要

さて、まずはどのお店にもしている質問ですが、開業の経緯について聞いても宜しいでしょうか?
株式会社星テックさん自体、2018年末に登記されているので比較的新しい会社さんなのかなと想像しております。
また、会社HPによると服飾や旅行用品、はたまたIT関連のビジネスまで手広くされているようなのでどういった経緯でラブドールという業界へ飛び込んだのか、個人的にも興味津々でございます。
株式会社星テックを設立する前に私はまた某広告代理店D社にエンジニアとして広告配信システムの開発・運営をしていました。
中国の友人から「もっと面白いことをしないの?」という誘いがあって、中国の良い商品を日本市場へ普及する理念として2018年12月頃現在の会社を立ち上げました。
ちなみに私の出身は中国です。
基本的に販売チャンネルはアマゾン、楽天、最近Yahoo!にも出品しています。
取り扱いジャンルは日用品からはじめ、電子機器、玩具、アウトドアなど徐々に拡大しています。
その中で、アダルトグッズはジャンルの一つであり、アマゾンで販売していました。売れ上げ貢献度から言うと8割以上はラブドールでした。しかしアマゾンの新しい規制でラブドールはアマゾンで売れなくなりました。そして、現在の「おとなLOVE」を2020年11月頃に構築しました。


Amazonのラブドールはほとんど見ていなかったので残念ながら詳しくありませんが、昨年の11月頃に切り替えた、ということはけっこう長いことラブドールの販売に携わっておられるのですねー。

ところで、最初に「おとなLOVE」という店名を聞いた際、真っ先に思い浮かんだのが、このところスパム報告の多い otonadoll.com だったのですが、何か関係があるのでしょうか?
名前がまんま同じなので正直警戒していたのですが…。
結論から言うと、何も関係がありません。
私はそのサイトの存在は初めて知りました。ドメインを調べてみましたが、登録はアメリカでサーバーIPもアメリカみたいですね。
会社概要も見ましたが、特に日本の会社名が記載されていませんので、詳しくよくわかりません。名前は確かに似ていますが、偶然ですね。


おっしゃるとおりアメリカのBluehostというレンタルサーバーを使っていて、同じサーバーを使っている販売店もまた同じように迷惑行為を繰り返しているので、
ホスティング会社へも通報済なのですが、残念ながら対処してくれません。
(ぼくの英語力が足りなかった可能性アリw)
ともあれ、otonadoll.comとは全く無関係とわかり、ホッと一安心しました。
取り扱いメーカーについて

おとなLOVEさんのHPを拝見するのがはじめてなので、もし抜けがあったらすみません。
取り扱いメーカーは、
・otona love / lumiparty (オリジナル)
・WM DOLL
・6YE DOLL
・JY Doll
以上でしょうか。
これまた失礼ながらオリジナルブランドについて、どこかで見た写真だなぁ、というのが散見されます。このあたり………ぶっちゃけどうなんですかね?
鶏が先か卵が先かみたいな話になるのかもですが、大本の原型ってあるのでしょうか。中にはコピーのコピーのコピーが原型とは似ても似つかないからオリジナルになった、なんて笑い話もあるようですが、いくつかの工場は複数メーカーの生産工場でもあるため、似るのは当然、だなんて話もあって、それはそれで信憑性があります。
おとなLOVEさんのオリジナルドールがどのレベルまでオリジナルなのか、教えてもらえると嬉しいです。
ブランドについて、話は長くなります。
当時アマゾンで売るときに弊社は「lumiparty」という商標を使用ました。実は「lumiparty」の登録範囲はアダルト商品が含まれていませんでした。
しかし後で追加しようとしたときに、別のアダルト専用商標「lumiparty」は別の業者に登録されました。
商標専門の弁理士に通して交渉してみたが、いい結果が出ませんでした。
仕方なく「lumiparty」の継続使用をやめて、新しい商標「otona love」を起用しました。
既存のお客様のことと、今まで育ってきた「lumiparty」の知名度を考えて、「lumiparty」のコーナーはまた保留してますが、ゆくゆくなくなります。
当時「lumiparty」を宣伝するために、Twitter, Instagramにも結構力を入れました。
ジジさんがどこかで見た写真は、その辺の関連写真、或いは2020年10月以前のアマゾンの出品写真かもしれません。
「otona love」はアダルトグッズ全般的なブランドとして展開する企画でしたが、現時点でラブドールのみ扱っています。
「お客様に安価で安心購入できる高品質なラブドールを提供する」というコンセプトで、中国の三つの工場と連携して、デザイン、品質、コストのバランスを取りながら、既存の原型の上修正した型が「otona love」オリジナル商品になります。
例えば、コストを抑えるため殆どTPE製だったり、顔も日本人向け再設計したりしています。
取り扱いメーカーに関してはオリジナルの「otona love」以外は3社しかない現状です。
最初は「otona love」一本でやっていくつもりでしたが、なかなか大変で他メーカーも扱うようになりました。これからも増えていく予定です。
■商標登録
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2019-148945/39500E963E03649740EC7BEE950DBDAFA35FA8AB3CEDA7C2D6D9D86BCF126DCF/40/ja
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2017-062369/485240FFB0E9459F2D9DB111660004501B37B5BCDF3988E3678CE226F08F4166/40/ja
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2020-143098/AF607EF5E641AFF022CDC2DA6D7FF13E34B98F18BCEA79D2AC8ACD11D856CA1E/40/ja


詳しくありがとうございます!
想像してたよりずっと複雑な話だった。
商標については詳しくありませんが、アダルトが含まれるかどうかで別の登録範囲になるんですね。
それにしてもまったく同じ名称なのに、2年後に登録したほうの商標も有効だとか、なんのための商標なんだろうって思ってしまうなぁw
また、写真についてはすみません、自分の記憶力にぜんっっっぜん自信がないのでテキトーに流してもらえれば幸いです。
似ているなーと感じるメーカーやヘッドを見ると、ついコピー品か!と脊髄反射してしまうのですが、よくよく聞いてみるとメーカー側ではなく工場側が権利を持っているヘッドがあったり、その原型を流用しているから、あのメーカーとこのメーカーは似ているけどコピー品ではないだとか、もう素人には何が何やらな状況なんですよねぇ。
また、既存の原型から日本人向けに修正したもの、というお話も聞けて良かったです。
発送方法に関する質問

ラブドールの発送についてですが、中国からの直送になるのでしょうか?
HPによると佐川急便での配送とも書かれていますが、日時指定/品名指定/局留めを依頼できるのか教えてください。
商品は工場からの直送となります。
発送する前に必ず梱包内容の写真、商品の写真及びビデオを撮影し、我々確認してから、お客様に送って確認していただきます。問題があった場合、工場で修正作業を行います。
発送は佐川国際便になります。日時指定/品名指定/局留めの対応は可能です。日時指定/局留めには事前設定できるし、国内での通関後お客様に配送会社に直接連絡していただくことも可能です。


ビデオ撮影とな!?
時代は進んでるなぁ…。
そのうちリアルタイムで工場とテレビ電話(古い表現)を繋ぎながら確認、なんてことも出来るようになるのかも知れませんねー。
それから、局留め対応可能とのこと、特に事前設定できる旨、人によってはとっても大事なことなので参考になります。
保証内容に関する質問

製造に問題があったケースと配送事故でまた違った対応になるかと思いますが、いずれの場合でも返送しなければならない状況もあると思います。
その場合の返送先は日本国内ですか? 中国への返送となると送料がなかなか大変かなと思いまして。
また、一概には言えないかと思いますが、返品・交換におけるポリシーを教えてください。(ここまでのラインは初期不良と考える、等)
返送発送する場合、返送先は日本国内、弊社の富山倉庫になります。
保証期間は1年間になります。基本は商品到着から48時間内、製造、加工の欠陥による機能しない、輸送中の衝撃による破損など初期不良の場合、電話やメールでお問い合わせ頂ければ即時に対応します。
対応内容に関しては、状況に応じてお客様と相談しながらになります。
例えば、部分的に機能しない、且つ部品があればお客様に再設定頂ける場合、部品だけ再発送するケースがあれば、工場へ戻らないと直せない場合、新しい商品を再発送する場合もあります。
今まで返品・交換ケースが数件発生しましたが、対応の結果として全てお客様に満足していただいています。


詳しくありがとうございます。なかなか答えづらいところですよね。「インタビューではああ言ってたじゃないか!」などという客がいないとも限りませんし。
ドールさんはデリケートなので、どうしても万が一が発生すると思うんですよ。
ぼくがたまたま運が悪いだけだと思いますが、骨格の付け間違いや、骨折、首の凹み等、様々な初期不良を体験しているので、どうしてもまず返品のケースを考えてしまいます。
ですから、日本国内に返送先があるのはありがたいですねー。
一言メッセージ

答えづらい質問も多かったと思いますが、快くご回答頂きありがとうございました。
最後にブログ読者へ向けて、何かメッセージなどございましたら一言お願いできますか。
キャンペーン等があればそういったアピールに使ってください。
「ジジの落書きを見た」と言ったらオマケが付く、というのでも歓迎です(笑)
ありがとうございます。
私たちは「お客様に安価で安心購入できる高品質なラブドールを提供する」の初心を忘れず、精一杯努めます。
そして、全品15%OFFのクーポンコード【edolls】をご用意しております。 是非ご利用ください。

まとめ
クーポンコードやったぜ!!
さて、今回のインタビュー記事はいかがだったでしょうか。
同業者に対して甘くなる自覚があるので、IT系エンジニアというだけでぼくの好感度は上がってしまうのですがw それを抜きにしても、Amazonでのラブドールの売れ行きの話とか、商標登録で苦労した話とか、なかなか興味深いお話が聞けたと感じています。
何より個人的にポイントだったのは、中国人の方なのに日本に住んで日本で法人を設立してラブドールの販売店をしている、というところ。
人によっては何でそんなところ気にする?というポイントだと思いますが、営業所がどこにあるかは大事よ!何かトラブルがあったときに海外か国内かでは手続きが異なるし、その店がどこに税金を納めるのかっていうのも大事な話です。最近は国際課税の話もありますが、IT系以外はまだまだ先の話でしょう。
なんとな~く、日本にある日本人が経営するお店 vs 中国にある中国人が経営するお店 という二極化になるのかなーと思っていましたが、もっと柔軟な選択肢がありそう、と思わせてくれるインタビュー内容でした。
※今回の取材協力店
おとなLOVE
https://otona-love.jp/











