ラブドールをお迎えに至る人には様々な事情があるという当たり前の話
つい昨日のことですが、「先日のジジ様とCatch me Doll様の記事を拝見してお迎えを決めました」という主旨の嬉しいメールを頂きました。
そのメールは単にお迎えするぞーやったー!というお話ではなく、ご自身の趣味からドールへと至った経緯やコロナ禍によって仕事が半減してしまった精神的な負担など、様々な葛藤も書かれており、とても悩まれていたことが伝わってきました。
直接返信しようとメールを書きかけたのですが、ぼくの悪い癖でどんどん文章が長くなっていってしまったので、もういいや、これブログ記事にしよ、と考え直して今書いておりますw
つまり、半分私信みたいなものです。
~~ 以下、盛大な自分語りのオナニー記事です。大部分の人にとって読むだけ時間の無駄です。 ~~
お迎えに至った経緯
昔からの読者の方には今更ですが、ラブドールのブログを立ち上げて、最初に書いた記事は
私は仮性包茎である。の一文からはじまります。
ぼくは元々IT技術者ですし、昔流行った社長ブログ的なやつや、ゲーム攻略系、ガジェット紹介系のブログなど、当時の時点で既に複数のブログを持っていましたが、完全に趣味で書くのははじめてでした。
だからこそ、一番自分が普段言いそうにないことを書こう、と思って書いたのが先述の一文でした。
もちろん嘘ではないんですよ。
仮性包茎についてググる→皮オナニーがよくないと知る→オナホの存在を知る→LOVEBODYというダッチワイフにオナホ装着して使うとイイらしいと知る→気がついたらエムズで木偶の坊のクッションドールを店頭買いしていた。
この流れは大マジです。
ただ、終始ふざけた調子でブログ記事を書いていましたが、その中の人の精神状態はけっこうドン底でした。
実家からの脱出~結婚まで
ぼくが小学1年生くらいの頃にうちの両親は離婚しているのですが、そうした家庭事情の例に漏れず、家庭内暴力が盛ん…ん?盛んっていう表現でいいのか?w ともかく、両親がそろっているときは父親が子供に暴力をふるっていましたし、両親が離婚してからは今度は母親が暴力をふるいはじめましたし、歳の離れた兄たちが家庭内でバトルを繰り広げるなど、「ここは地獄かな?」と子供ながらに悩む程度の家庭環境で育ちました。
そうした事情から一刻も早く自立して家から出たいと思うのは自然の流れでしょう。しかしせめて高校くらいは出ておかないと就職に困るだろうという打算もあり、なんとか親の顔色を伺いつつ、全寮制の学校への推薦入学を勝ち取りました。
その寮は冷たいコンクリート造りで鉄製の3段ベッドが2セット壁に固定されており、牢屋かな?と思うような寒々しい部屋に5人も詰め込まれ、私物は引き出し3つ分くらいしか持ち込めませんでした。起床時間は朝6時、廊下に整列して点呼したら2kmのランニング、という毎朝の日課もあり、上級生には絶対服従、入学して早々脱走者が複数出るくらいにはハードな学校生活でしたが、ぼくにとっては天国でした。母親のヒステリーで熱々のラーメン投げつけられるより上級生に殴られたほうが全然楽なのである。
しかし、その生活も高校2年で終了を迎えます。ひとつはお金の問題。私立の学校なのでそこそこ授業料が高かったのもありますが、それ以外に特殊な目的の学校なので、とあるライセンスを取るのに200万円ほど別途必要であることを知ったのです。
母親はその金を出すと言います。DV親ってそういうものなんですよ。普段は太っ腹で優しいふりをしているの。だから、一応は伝えたものの、支払ってもらう気はありませんでした。後で精神状態がおかしくなったときにより一層激しく当たられるに決まっているもの。今度こそ刃物が飛んでくるかも知れない。
もうひとつはパソコン通信に出会ったこと。インターネットと比べると狭い世界ですが、電話回線を使った通信ですから、通信相手のほとんどが近所ということもあり、そこでは様々な人々と知り合うことが出来ました。特にぼくはまだ16歳ということもあり、年上の大人たちから可愛がられました。そこで知り合ったたくさんのプログラマーたちからIT業界のことを教わり、プログラミングを教わり、これなら高校中退でもやっていけるかも知れない、という思いが強くなりました。
そうなると居ても立っても居られず、高校を中退。金なし、学歴なし、職歴なしのなしなし尽くしなのでプログラム作品を作ってバイトに応募。「バイトなのに作品まで持ち込んだのは君だけだったよ」と30人の応募の中から無事採用。家に帰ることが苦痛で残業も厭わず働きまくるため、トントン拍子に評価され、正社員へ。しかし、小さな会社の薄給では東京都内で一人暮らしするのは厳しいため、わりとすぐに転職。
転職したら給料が上がることに味をしめたぼくはその後は派遣社員としてあちこちに転属しまくり、時給1000円のバイト君が気がつけば時給2800円まであがって給料を使う暇がないほどに。23歳になる頃には人材会社から大手外資系IT企業を紹介され、無事就職することができました。人によっては新卒くらいの年齢ですが、ぼくはこの時点で既に職歴7年の即戦力。職歴を見た上司からは「君、3倍速くらいで人生進めてるね」と真顔で言われました。
実家から離れることができ、IT業界に入った頃に憧れていた企業に就職することもでき、生活水準がめちゃめちゃ高い上司たちにも可愛がられ、順風満帆。あとは家庭でも持とうか、なんて軽い気持ちで25歳の頃には家を買って結婚もしました。
思てたのと違った結婚生活
しかしここからが誤算の連続。25にしてはそこそこ貯蓄があるほうだと思っていましたが、住宅ローンの頭金、婚約指輪、結婚指輪、結婚式の費用ですっからかん。結婚式についてはご祝儀で大抵プラス収支になるものですが、親族だけで済ませた上、ちょっと遠いところで挙げたので交通費も負担し、大幅なマイナスに。
まぁそれでもそれなりの給料をもらっているので、ほっとけばまた貯まるだろう、と楽観していましたが、1人増えた分が想像以上にデカい。結婚相手が同い年というのもあって、自分と同じような感覚のつもりでいましたが、16から社会人経験している男とついこの間まで大学生だった子とでは生活力や考え方に差がありすぎました。
また、そもそも家庭環境のアレコレもあってぼくは基本的に人と接するのが苦手です。だから、いくら憧れの企業に就職できたからといってそれをゴールなどとは思っておらず、最終的には一人で働けることを目標としていました。つまり独立。起業。
そのあたりは十分話し合った上で結婚したつもりでしたが、結婚して2年後に起業した際には「こんなに早く起業するなんて思ってもいなかった」などと言われ、夫婦喧嘩の毎日。今考えるとそりゃそーです。大企業に勤める羽振りの良い男と結婚したつもりがわずか2年で不安定な起業をして、収入が激減。貯金もすっからかん。突然節約生活をしなきゃいけないなんて!そりゃ不安ですよね。
トドメの一撃が兄の死。タイミングの悪いことに、嫁さんが実家に戻っている最中にぼくの兄の訃報が届きました。家庭環境がアレですから、兄とも疎遠で、むしろ憎しみ合っているレベルだったのですが、遺品整理をしないわけにもいきません。そしてそんなことのために実家に戻って羽を伸ばしている嫁さんを呼び戻すのも悪いなぁ…という思いで黙っていました。
そして嫁さんが戻ってきてからコトの次第を説明したところ、なんで呼んでくれなかったのかと激怒。嫁さんの実家も巻き込んでの大問題に発展してしまいました。いわく、本当に家族と思っているのか等、義父義母からも責め立てられました。
なんかもう、このへんでプチンと切れちゃったんですよね。うっせーばーか!!とw
そうして、無事(?)離婚が決定しました。結婚もそうでしたけど、離婚も紙切れ一枚に署名捺印して終わりなので、すっごいらくちん。子供作ってなくて良かった…と思うと共に、凄まじい開放感で、ぼくにとって結婚がどれほどのストレスだったのか、その紙切れを書いたとき、しみじみと実感しました。
サラリーマンと個人事業主の二足のわらじ
既に会社を辞め、フリーランスで仕事をしていましたが、その生活は不安定極まりないものでした。
幸いなことに、過去何度も転職を繰り返しているわりに、そのほとんどで円満な関係を築いていたため、過去に働いたところへ声をかけて単発の仕事を取ってくることができました。しかし、定期収入にはなりません。
このままでは住宅ローンすら払えなくなると思ったぼくは週3日だけ働ける仕事を見つけてきました。時給1500円で1日8時間。週3日なので月約14万円。ローンの支払いとほぼ同額です。
残りの生活費は単発の仕事を取ってくることで賄いました。つまり週3日はサラリーマンとして働き、残り4日は個人事業主として働きつつ、完全に独立する基盤を作り上げていったわけです。
これがおよそ2年続きましたが、たぶん、一番生活が苦しかった時期です。
自分の給料が生活するだけでも精一杯なこと、来月のローンが払えるかわからないこと、こんなに苦しくてもサラリーマンをメインとして働くには自分の精神が持たない情けなさに涙が出てきました。
思ってたのと違った起業
そして29歳になった頃、取引先から法人化を打診され、とうとう株式会社を立ち上げます。これは正直負担でした。法人化というとなんかかっちょいい感じがしますし、一種の成功のように見えるかもですが、零細企業の立ち上げなんてもっと消極的なものです。
実際は昨今のセキュリティ意識向上により、「個人事業主と取引することができないから法人化してくれ」というだけのこと。当時はまだ資本金1000万必要でしたし、印紙税やらなんやらだけでもウン十万というお金が飛んでいきます。そして利益が出なくとも一定額は取られる法人税。デメリットしかねえwwwと、思いつつも大口の取引先から頼まれたら嫌とは言えません。
体裁を整えるために新宿にオフィスも構えました。またもや貯金がすっからかんになって、翌月の賃料払えるかどうかギリギリの生活でしたが、ここが踏ん張りどころ、と頑張りました。
それから約3年、毎日のように「会社畳みたい…」と思いつつも従業員も雇ってしまったので後にも引けず、なんとかかんとかやりくりしていましたが、とうとう大口の取引先から取引終了のお達しがきて頭が真っ白になりました。
いわく、うちの問題ではなく、取引先企業の再編により、トップが変わって方針転換を余儀なくされた、と。つまり、外注に仕事をまわすんじゃなくてグループ企業内でまわせよ、と。だから今まで外注してたところは切る、と。
あー、はい。今まで薄利で相当貢献してきたつもりでしたが、切るときはそんなもんっすよねー。
そして従業員を集めてにっこり一言「解散!」。オフィスを引き払い、リモートワーク()に切り替えたのでした。
何もかもどうでも良くなったからラブドールでも買お
当時、32~33歳くらいだったかな。憧れの企業への就職も経験したし、結婚もしたし、離婚もした。会社の起業もしたし、そして絶賛継続中だけれど、オフィスは引き払ったので自宅勤務。勤務といっても大口の仕事がなくなったから、仕事量は微々たるもの。生活費がぎりぎり賄えるかどうか。
先行きは超不安。オフィス引き払ったときに違約金なども支払わされたし、またもや貯金は雀の涙に。
時間は出来たけど、金もないし、趣味もないし、オナニーくらいしかすることねえ…。
…そんなときに出会ったのがオナホとLOVEBODYだったわけです。
唐突に暇人になったぼくは無駄にアクティブに秋葉原へ行き、LOVEBODYを購入。そしてまた翌日に同じ店へ行って木偶の坊をお迎えしちゃうわけですね。
もう貯金もほとんどないけれど、ぎりぎりフルシリを買えるくらいは…ある。
たぶんもう自暴自棄になっていたのだと思います。冷静に考えて、来月の生活費もどうなるかわからない状況なのに貯金を使い切るとか。
でも買っちゃった❤ フルシリ、買っちゃった❤
欲しいものが出来ると頑張れる
嘘みたいな話ですが、ぼくの中でフルシリの購入は転機になりました。
劣悪な環境から逃げ出すことや、生活を安定させること、普通の人がやること(就職とか結婚とか)の真似事をすること。すべて場当たり的に人生を歩んできただけで、趣味を楽しんだことがなかったんですよね。
ゲームは好きでしたが、それはゲームやってる最中は嫌なことを忘れられるから、というだけでした。
でもラブドールは違う。ものすごく変態的なんだものwww
こんなの人に言えない。等身大の人形の着せ替え遊びが楽しい、だなんてとても言えないw
でもマジで楽しい。自分じゃ絶対着られないひらひらな服を着せるのも楽しいし、着飾ったのを眺めるのも楽しい。
もちろんスカートめくったりおっぱい揉むのも楽しい。ウィッグにクシ通すのすら楽しい。楽しみ方は無限大ヽ(゜∀。)ノ
ラブドールをお迎えしてからは本当に興奮の毎日でした。
そしてすぐに別のモデルがほしくなるの。
空気嫁はこんな感じで、布製はこんな感じか、じゃあシリコンだとどんな感じなの? え、ラテックス製のErieってのがあるんだって? 王道のオリエントはどうなの? どれもこれも気になって仕方ありません。
でもそうポンポン買えるような金額じゃありません。
たまに「ジジさんみたいに裕福じゃないのでw」などと言われる方もいますが、前述のとおり、ぼくはフルシリ買ったら貯金すっからかんになるくらいの生活をしていた人間です。ぜんぜんお金持ちじゃないです。
むしろフルシリをお迎えした後にどんどん生活が楽になっていった感じです。
というのも、元々お金よりも時間を優先するタイプの人間なので、嫌な仕事がきたら普通に断るんです。
それが、「この仕事請けたら次のドール買えるな…」と思うと請けちゃう。
そうすると次の仕事も来る。次の仕事も嫌なんだけど、新しい服を買ってあげたいから請けちゃう。
なんかそれを繰り返していたら、あっというまに仕事が増えてしまい、今まで非常に不安定だった生活が安定するように。
こういうのって本当は家庭を持つことで芽生える感覚なのかな、とは思います。
ぼくの場合は精神が未熟な状態であまりに気軽に結婚してしまったので、覚悟みたいなものが全然足りなかったわけですが…
モノは何であれ、欲しいもののために仕事が頑張れるならそれはアリなんじゃないかな、ってそう思います。
まとめ
なんか唐突に自分語り全開のオナニー記事を書いてしまい激しく後悔しておりますが、推敲も面倒になったのでそのまま公開してしまいますw
きっかけとしては今回メールを頂いたことですが、同じように様々な葛藤からラブドールのお迎えを決める方もいれば、「すみません、特に重いエピソードもなく、フィギュア感覚で買ったのですが…」という方もいます。いやむしろそっちのほうが多いかw
なんにせよ、ドーラーだからこうでなければいけない、なんてことはありません。
生活を切り詰めてまでお迎えすることを勧めはしませんが、ラブドールに興味があり、お迎えする余力があるのであれば、一歩踏み込んでみるのも面白いかも知れませんよ。
ぼくは寂しがり屋のくせに人づきあいをストレスに感じるというこじらせてる系なのでアレですが、そうでない人ならラブドールをお迎えしたのを機にブログやったりTwitterで同好の士と交流するのも楽しいと思いますよ!











