フルシリとTPEと布製ラブドールの比較
先日、ブログ読者様より「TPEと布製の比較記事とか上がらないかなー」といった主旨のメールを頂きました。
あれれ、いかにもぼくが投稿しそうな種類の記事だけどなぁー…なかったっけなぁー…と探してみたところ、どうにも見つかりません。それぞれ個別ではレビューや感想を書いているものの、比較をしたことはなかったかも知れません。
考えてみれば造形とか触り心地なんて個々人の趣味が大きく影響する部分なので、なかなか比較というのも難しいですよね。
そんなわけで、今回は独断と偏見で、あくまでぼくの主観に基づいてフルシリ、TPE、布製ラブドールの特徴を比較してみたいと思います。
造形
◎シリコン
○TPE
△布製
写真は順番にフルシリ(ARTE132)、TPE(dollhouse168)、布製(TYPE-SO1、Elfリリー)です。それぞれ撮った時期も場所も異なり、フェアではないので、あくまで参考程度に。
フルシリとTPEは商品写真だとどちらも美しく見えると思いますが、実物を並べてみるとほとんどの人がシリコンのほうが造形が優れていると感じるかと思います。好みは別として。
というのも、ぼく自身、シリコンのほうが美しいなぁーとは思いつつも、リアル系よりもデフォルメされた造形のほうが好きなため、エッジがやわらかく表現されるTPEのほうが若干好みだったりします。それでもちょっとTPEのおへそのあたりなどは微妙かなと感じなくもなくもなくもないですが、このへんの好みは人それぞれでしょう。
布製ボディに関してはそのまま比べるのはナンセンスですよね。布と糸でよくぞここまで作った!というのが正直な感想ですが、あえて比較しろと言われれば、そりゃまぁ、おっぱいの谷間の縫い目とか気になるし、可動部位を曲げたときに布にシワが出来る部分はあるよね…といったところでしょうか。
重量
◎布製
△シリコン
△TPE
布製と一口に言っても、木偶の坊のような骨格なしのクッションドールなのか、骨格が入ってポージングまで出来る幸福人形系かで大きく変わってきますが、ひとまずここでは幸福人形とします。
布製の中では一番最近お迎えしたさくらドールズのリリーちゃんで、身長138cm 実測6.8kgでした。
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ぼくがお迎えしたフルシリの中で同等のサイズだと、ARTE138でしょうか。フルシリとしては軽量ですが、こちらは実測で約18.5kgです。
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TPEだと138cm前後の子をお迎えしたことがありませんが、EGDoll(JYDoll)の125cmで約16.7kg、dollhouse168の146cmで約25.8kgでした。フルシリと比べた場合、同身長ならわずかにTPEのほうが重くなる傾向があります。
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これは恐らく、TPEドールの構造的に骨格の上にほとんど直接TPEがのっかっているからかと思います。フルシリの場合、骨格の上はウレタンで補強され、その更に上からシリコンが重ねられるため、ウレタンの分軽くなるんですよね。
またオリエントをはじめとしたいわゆる高級ラブドールの場合、骨格自体も部位ごとに素材を変えているようです。あまり強度が必要ない部分には軽量なパーツを使うなど、けっこう涙ぐましい努力をしてグラム単位で軽量化しているらしい。
どちらにせよ、布製ラブドールの軽さには到底及びません。
軽いというのは着せ替えがやりやすいというだけではなく、ポージング面でもフルシリやTPEではなかなか出来ない宙吊りや片足立ちといったチャレンジができるのも面白い点です。
触り心地/揉み心地
◎シリコン
○TPE
△布製
触り心地については特に評価が難しいのですが、例えばフルシリひとつとってもメーカーやモデルごとに触り心地が違います。昔のシリコンアートやアルテトキオなどはとんでもなくオイリー肌で1日か2日ベビーパウダー塗布しないくらいで、ヌルっと指に油が付くくらいでした。
しかしアルテトキオの2015年以降のモデルでは少し触ったくらいではオイルはつかず、代わりにギュッと握ったときにべたつくようになりました。軽く触る分にはサラサラしているため服は着せやすくなりましたが、おっぱいやお尻を揉みしだきたい!というときにはベタツキ感が気になる人もいるかも知れません。
オリエントについては2011年にお迎えしたモデルと、2015年頃にSRで触ったモデルしか知りませんが、どちらもブリード感は控え目。それでいて柔らかさもそれなりにあったので、こうしたところで長年のノウハウが生きているのかな、と感じました。とはいえ、TPEよりは硬いかなぁ。最新モデルは知らんけど。
さて、一方で布製の触り心地については…うーん…布地…だよね…。ただ、これも中綿次第で各モデルけっこう工夫されています。
例えば木偶の坊は中身がパウダービーズであり、人体の触り心地とはまったく異なるものの、単純にシャクシャクやわやわで心地よい質感です。とても細かな流体なため肘や膝などを曲げるときにはビーズを移動させることで、骨格がないにも関わらず意外と自然なポーズもできたりします。
これは木偶の坊のキューティドールですが、わりと自然に膝が曲げられますし、ニーソの食い込みがなかなかエロい。ただ、ビーズクッションをお使いの方はわかるかと思いますが、あれって発泡スチロール球なので移動時にシャクシャク音が鳴るし、ヘタリも早いんですよねー。うちのケースだと1年くらいでやわやわなボディになってしまいました。でもお気に入りだったので、年に1回買い替えて、合計3~4体はお迎えしたんじゃないかなぁ。
それからこちらは2012年にお迎えしたリップロップTYPE-130RXですが、おっぱいの中にシリコンが仕込まれています。幸福人形系は初期からこの作り方なので、たぶんどの子もおっぱいはそこそこ柔らかいハズ。
軽量な上におっぱいも柔らかいなら最強じゃん!!!1とか思う方がいるかもですが、そこはいったん冷静になったほうが良いでしょう。おっぱいを揉んだときの肉は周囲からもかき集められて変形するからこそ魅惑的なのであって、個別のおっぱいパーツにはそこまでの魅力はないかな、と感じます。
だからこそなのか、最近のおっぱいグッズは胸周辺の肉と一体になっているタイプが多いんですよね。実際、この姉おっぱいなどは実物を揉みしだきましたが、とても揉み心地が良かったです。
昔の硬いフルシリのおっぱいに比べたら、安物でもTPEドールのおっぱいのほうが柔らかい分、揉み心地は良いですが、最新の柔らかいシリコンは反発がゆるやかな分、更に良いです。
ほかの記事を読んでいる読者の方には耳タコかと思いますが、シリコンは低反発的な柔らかさ、TPEは正反発な柔らかさなんですね。どちらも人体のおっぱいとは似ても似つかない揉み心地ではありますが、どちらがより心地良いかというとシリコンかな、とぼくは思います。
…ただなぁー。人体の揉み心地に近ければ気持ち良いのかってゆーとそういうわけでもなくて。
例えばお尻に関してはぼくは圧倒的にTPEのお尻が好き! 指が食い込んじゃうくらいの柔らかなお尻。 そんなん人間だと尾てい骨があるから絶対ありえないじゃないですか。
でも指が食い込むくらいのお尻を両手で揉みしだくのが好き!!
この一点だけでもTPEドールが手放せません。
以前のリップロップは尻にシリコンを仕込んでいて、これがひっじょーーーに揉み心地良かったのですが、TYPE-130プラス以降、(さくらドールズも)お尻にはシリコンパーツを仕込まなくなったようで、ぼくはとても残念に思っています。
耐久性
◎シリコン
○布製
△TPE
これも一概には言えませんが、一般的にはシリコンの耐久性は高いと感じています。
但し、シリコンは「ねじり」に弱いため、例えばバンザイ姿勢などで脇の下がねじれた場合、比較的簡単に裂けてしまいます。一方でTPEは伸びに強いので滅多なことでは脇の下が切れたりはしない。この一点を見てTPEのほうが頑丈、と思われる場合もありますが、そうとも言い切れません。
粘度が高くなればねじりにも強くなりますし、昨今の柔らかシリコンではバンザイ姿勢も問題なくなりつつあります。また、表面の劣化については圧倒的にシリコンのほうが強いです。
というのも、TPEドールの場合、少し着せ替え遊びをしている程度でも徐々に消しゴムのカスのようなものが出てきます。これは徐々に表面が削れていっており、場合によってはポコポコと小さな穴が空いてしまうこともあります。また、一度裂けはじめると一気に裂けてしまう印象もあります。
そもそもTPEドールの歴史のほうが浅いので、このあたりは日進月歩で改良されているとは思いますが、現時点ではシリコンのほうが耐久性的には上かな、と。
布製についてはこれまたメーカーによりますが、木偶の坊に関しては耐久性が低いです。というのも、布が特殊で、ウレタンを含んだ三層構造の布を使っているんですね。これはよく伸びて触り心地も良い素材ですが、加水分解に弱いです。つまり、ちょっと湿気の多いところで保管しようものならあっというまに加水分解を起こしてボロボロになっちゃう。おかげでリップロップ(幸福人形)が登場するまでは毎年買い替えていました。
幸福人形系の布地はなんと言って良いのかわかりませんが、サテン系?なのかな。これはかなり頑丈だと感じています。しかし、頑丈なのはノーマル肌タイプのほうで、ホワイト肌やピンク肌の布地はわずかに薄い感じ。指のササクレなどでひっかけて傷を付けやすいため、ちょっと気を使わないといけないかも知れません。
特にマジックテープは鬼門。やっすいコスプレ衣装の場合、ファスナーも使わずマジックテープで貼り付ける衣装があるのですが、このマジックテープ部分が幸福人形の肌に付くとべりべりっと毛羽立ちになってしまうので要注意です。
カスタマイズ性
◎布製
○TPE
△シリコン
カスタマイズ、といって良いのかわかりませんが、化粧ができる、というのはけっこう大きなアドバンテージだと思います。
これはTPEドールの唇にリップを塗っただけの写真ですが、とくにチュッチュを繰り返さずとも、着せ替えを頻繁にしているだけで化粧が落ちていくことがあります。
そのため、必要に迫られて化粧をする、ということもあるのですが、そもそも中国製のラブドールの場合、どんなメイクで届くのかわからない、というリスクが大きいのです。
国内メーカーのラブドールなら、メイクする人もほぼ固定で安定しているようですが、中国製の場合、同じメーカーの同じモデルでもしょっちゅうメイクする人が異なるため、品質にバラつきがあるのだとか。
そのため、届いたヘッドが気に入らない可能性もあり、そのリメイクが自分で自由にできるのは便利かな、と思います。
シリコンも特別な溶剤を使うことでメイクを落とせなくもないらしいですが、よほど詳しい人でない限り簡単にはできないみたい。
※参考記事:ベルドール東京の中の人、仔ドラさんに職人メイクについて聞いてみた
それから、布製ドールについては…メイク…とはいえませんが、無地ヘッドを買ってきて自分で好きな顔を作る、という選択肢があります。
アニメ系限定ではありますが、プリンターとカッターと糊があれば出来ますし、これはとっっっても楽しいです。
実践性能
昔はお迎えレポのたびに開脚性能を聞かれるのが普通でした。なんのこっちゃと思われるかもですが、180度どころか、90度(各45度)くらいしか足が開けないドールが存在したんですよ。ラブドールなのに正常位が困難というw
そんな時代からすると今のドールはシリコンだろうとTPEだろうと、もちろん布製だろうと、正常位、騎乗位、後背位といった通常の体位は問題にもならないかと思います。
ただ、グリップ力ってさ、実践においては邪魔になるケースもあるんですよね。
例えば立ちバック姿勢を取りたいなら股関節や膝のグリップ力が必須となりますが、体位を頻繁に変更して楽しみたい方などには硬~いグリップ力って邪魔じゃないですか。
そういう場合は正直、骨なしのクッションドールのほうが良いんじゃないのかなって思うときがあります。
一方で、BUKKAKE派の人もいらっしゃるようで、これは布製には厳しい。というか無理ですよね? さすがにぼくも経験ありませんw
またお口スキーな方も布製で口が開くヘッドって聞いたことないのでこれまた難しい。
尚、ほとんど黒歴史ですが、ぼくは木偶の坊のソフビヘッド内にオナホをセットできるように改造したことがあります。10年前はまだ下半身も元気一杯でしたし、お口使えるラブドールがほとんど存在しない時代だったのでとても興奮しましたが、加工が下手くそでソフビの切れ端がごにょごにょに当たってちょっと痛かった…です…w
というわけでお口スキーな人ならTPE一択かなぁ。ただ、お口の中身は喉の方向へ穴が空いているわけではなく、頭蓋のほうへ向かって穴が空いているため、実際にプレイすると違和感を覚えるかも知れません。ぼくははじめて試したとき「え、そっち?!」とリアルで叫んでしまいましたw でも、ヘッドとボディが分離式なのだからそれが当たり前なんですよね…。
えー、あれこれ書きましたが、独断と偏見を持ってしても、実践性能については各ドール、甲乙つけがたいです。
立ちバックスキーなら頑丈なフルシリが良いですし、お口スキーならTPE、体位変更を頻繁にしたいなら布製が楽、といったところでしょうか。
まとめ
最初はTPEと布製ラブドールの比較と題して一覧表でも作ろうかと思ったんですが、とても表程度じゃ語りきれないなぁ…と各項目ごとに書いていたらこんな長くなってしまいました。
しかし、本当に言いたいことはただひとつ。
布製ヘッド+軽量TPEボディ最強。






































