ラブドールの公式サイトとはいったい何なのか
本日、TwitterにてAXB DOLL日本公式サイトがオープンしたとのリツイートがまわってきて、勝手に喜んで勝手にガッカリした、というだけのつまらない話です。
2月 11 2020
— axbdoll (@axbdoll) February 12, 2020
2020年2月11日 AXB DOLL 日本公式サイトをオープンいたしました。
日本のお客様に対して私達の商品を直接販売できるには私達にとって非常に大きな喜びです。https://t.co/5uhDTmvszpをよろしくお願いいたします。https://t.co/ZsROxtRhLs
半年ほど前に「個人的にAXB DOLLのロリボディが気になったのでまとめてみた」という我ながらけっこうガチな投稿をしているとおり、AXB DOLLのボディは前々から欲しいとは思っているんですよ。
公式サイトの定義って何?という疑問
AXBDOLLの本家本元は http://www.axbdoll.cn/ なんだろうなぁ、と漠然と認識しています。
(2016年に広東省中山で設立されたとか会社説明に書いてあるし)
でも、AXBDOLL JPの運営者はフューエルド株式会社らしい。…なんで?
フューエルド株式会社って何か聞いたことあるなぁ、と思ったらアレだ。
Charm & Ko.だ。
うーん?
Charm & Ko.というラブドールの代理店を運営している会社が、AXBDOLLと直契約して公式サイトを任された、とかそんな流れなのかしら。
会社サイトによると事業内容はWebサイトの企画開発、モバイルアプリの開発、Eコマースのコンサルティングとあります。ほほーん。
なんで母体がIT企業なんだよwと思われる方もいるかもですが、老舗のシリコンアートもIT企業ですからね。それに、ずっとこの業界にいるぼくから言わせればIT系なんて変人ばっかだから全然違和感はないw
いずれにせよ、日本でAXBDOLLの実物が見られるなら大歓迎だぜヽ(=´▽`=)ノ …と思って住所を確認したところ、
東京都港区浜松町2丁目2番15号2F
おwまwえwもwかwww
(例えば Apple Trading & Company あたりも同じ住所です)
浜松町2-2-15にはダイヤハイツビルっていう11階建のビルがあるのですが、この2階には株式会社ゼニスが運営するレゾナンスというバーチャルオフィスがあり、月額1500円くらいで「住所」を貸しています。
シェアオフィスとバーチャルオフィスの違い
ラブドールと全然関係ない話で恐縮ですが、ジジの落書き(仮)ではいつものこと(開き直り)。
えー、たまに勘違いされている方がいるのですが、シェアオフィスとバーチャルオフィスは違います。
ぼくが経営する会社(IT系のシステム開発とか色々やってます)も設立当初は新宿でシェアオフィスみたいなものを使っていました。
新宿は賃料がけっこう高く、駅から少々離れて、かなりボロっちい事務所でも坪単価16,000円くらいはするんですね。10坪(≒20畳)くらいの狭い事務所でも月16万円くらいの賃料がかかります。
社員は4人くらいしかいないとはいえ10坪にデスク4台置いて会議テーブル置いてとなると手狭だなぁ…かといって取引先は新宿、渋谷、銀座と都心ばかりだし、顔をつきあわせてナンボという考えの取引先も多かったため、場所は譲れませんでした。
そんなとき、1フロア100坪くらいの事務所を個別に区切って、10坪ずつ貸し出すサービスが現れました。80坪分を8社で切り分けて、残りの20坪分で、共有の会議室、共有のトイレ、共有の自販機スペースなどを設置するわけです。
それでいて賃料は月15万円くらい。ぼくはすぐに飛びつきました。
事務所の広さは10坪くらいですが、共有の会議室が同じく10坪くらいあるので、実質20坪分くらい使えるのと同義ですし、こういうオフィスに入居する会社は設立したての小さな会社ばかりです。顔つなぎも出来て一石二鳥。
事実、うちの会社は設立してから15年目ですが、いまだに当時同じフロアに入居していた会社の社長とつきあいがあります。うちよりずっと大きな会社になってるけどw
ま、ともかく、これがシェアオフィス。
中にはもっと小さな規模で、個人ブース単位で貸し出しているところもありますが、会社の専有スペースがあって営業実体があるのだから、個人的にはそれなりに信用出来ます。
一方でバーチャルオフィスは住所貸しであって営業の実体はありません。
勘違いされないように書いておきますが、バーチャルオフィスで法人登記することに違法性はないですよ。
ただ、想像して欲しいのですが、先程の浜松町の例を出すとあのダイヤハイツは1フロアあたり16坪くらいです。浜松町周辺の事務所の坪単価はおよそ14,000円なので、ざっと計算して1フロアで月22~23万くらいでしょうか。
月額1,500円のサービスで元を取るには単純計算で146社は入れないといけません。共有会議室も2つしかないようなので実際はもっと狭く16坪もないかも知れません。でもまぁ、だいたい100社くらいは受け入れないと運営できないでしょう。
ということは100個以上のポストがずら~~~っと並んでいるのでしょうかw
郵便局の転送サービスもありますが有効期限がありますし、ほかの運送会社を使われた場合はどうするんだろう。
レゾナンスの場合は「※届いた郵便物を即日発送いたします。 月額1,000円」みたいに書いてあるから、そういうサービス使ってるのかしら。
客の個人情報を扱うという認識
バーチャルオフィス自体をどうこう言うつもりはないんですよ。
事務所を借りるお金がない、自宅はマンションだから晒せない、あるいは大家さんから法人登記の許可が出なかった、などなど。バーチャルオフィスに頼らざるを得ない事情はあるでしょう。
たださ、通信販売業をするなら、客の個人情報を取り扱うわけじゃないですか。しかもラブドールを購入する人の。
「ぼくの住所は教えないけど、キミの住所は教えてね」
そういうことだよね?
もしかしたらHP上で表立って公開したくないだけで、購入者には伝えているのかも知れないし、発送元の住所は実在する住所にするのかも知れない。
はたまた公式サイトの運営元は中国のAXBDOLLだけでAXBDOLL JPはWebサイトを管理しているに過ぎないのかも知れない。じゃあ注文者の情報はどうなってるのかしら。
プライバシーポリシーによると個人情報の第三者への提供は限定されているけれど、第三者に該当しないもの、についての書き方がどうとでも解釈できるように書いてあります。
…まぁさすがにそれは考えすぎなんでしょうけど、その昔、というかおそらく今でも、お小遣い稼ぎ系のサイトなんて裏で個人情報を売買しまくりですからね。協業している企業は第三者に該当しないとかなんとか、抜け道を見つけて1件1円くらいで取引していたりします。みんなお金大好きだからお小遣い稼ぎ系のサイトで登録ユーザーを増やすのはけっこう簡単で、数万人程度ならすぐ集まります。売り先も1つや2つじゃないから個人情報を売るだけでもワリと馬鹿にできない金額になるらしい。あーやだやだ。
………と、さすがに脱線しすぎ。
個人と法人の境目
インターネットが驚くほど身近になり、個人でも簡単に商売がはじめられる昨今、その境目は益々曖昧になってきています。
たとえばオークションの売買とネットショップでの売買にどんな違いがあるのでしょう。
法人がネットショップを開いて商売するためにはクリアしなければならない項目がたくさんあります。特商法の表記などもそのうちのひとつですね。
一方でヤフオクやメルカリでは(一応SMS認証程度はあるものの)、先に住所を晒して出品してる人なんてほとんど見ませんよね。完全にショップと同じ見た目をしているBoothですら特商法の表記をしっかり書いているところを見たことありません。そりゃみんな住所も本名も晒さずに商売できたほうが楽だもんね?w
個人だから匿名で商売してオーケー? そうなのかしら。
ぼくが面倒見てるショップサイト(法人)よりも扱ってる商品数多い出品者とかゴロゴロ見かけるけどなー。
一応、消費者庁がガイドラインを出していて、過去1ヶ月以内に200点以上の出品や、月の取引が100万円以上である場合は販売業者に該当するみたいな文章はあるんですよ。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_transaction/amendment/2016/pdf/amendment_171206_0001.pdf
これをもって、月100万も売ってないから大丈夫!なんて言う人もいるのですが、あくまでガイドラインですし、その中にも「これらを下回っていれば販売業者でないとは限らない」と明言されてるんですよね。
法律や常識は時代によって変わります。個人売買が盛んな今、ガイドラインも時代遅れなのかも知れません。でも、ぼくの頭が硬いのか、商売するなら堂々としてほしいなぁと思ってしまいます。
公式だろうが何だろうが代理店ばかり増えても全然うれしくない
ネットショップは本業にも関わるので色々思うところがあってグダグダ愚痴のようなものを垂れ流しましたが、
結局のところコレ。
ぶっちゃけさ、お店開くのなんてマウスクリックできれば誰だって出来る時代なわけですよ。
ショップサイトに載ってる写真もどこかで見た(生産元が用意した)写真ばかり。発送も工場直送。
そうなると代理店って何してるの? 下手したらちょっと収集家気質なドーラーさんよりドールに触った時間短いんじゃない?
客と生産元をメールでつなぐ役割だけ? つまり、通訳さんか輸入代行業者さんなのかな。
タオバオの輸入代行業者が5%くらいしか手数料取ってないと聞いて、益々ラブドールの代理店って何してんのかなっていう気持ちが大きくなってきましたw
もちろん、丁寧な対応が評価されている代理店があるのも知っています。
本家よりずっとわかりやすいページを作っている代理店があるのも知っています。
でもさー、公式名乗るならそんなレベルじゃないって思っちゃうじゃん…。
「え、公式?!実店舗どこどこ?!」とワクワクしてHP開いたら、いつもの浜松町が出てきてすんげええガッカリしたぼくの気持ちもわかって…。












