驚くがいいよ!今回のインタビューはYourdollだ!
なにより自分が一番驚いていますが、今回はYourdollさんのインタビューです。
が、こちらのお店を紹介する前に、どうしても説明しておかなければならないことがあります。 edollsのスパム報告機能について、です。
当ブログの古い読者なら既にご存知かと思いますが、この機能を作ることになった発端がYourdollさんだからです。
結論から申し上げると、スパム行為はあったし、それに対する謝罪も受けましたが、どうやら勘違いも生んでいるようなので、この機能自体を停止しようと考えています。
検索エンジンからたまたまedollsを開いただけのユーザーはあの機能を「危険度判定」か何かだと思ってしまうようで、 「edollsってサイトで〇〇って店は危険だって書かれてたけど大丈夫なの?」「実際利用したけど問題なかったよ」「あそこは不安煽りすぎ」みたいな会話をほかのブログコメントで見かけてしまいました。
スパム報告の件数を表示してるだけなんですけど、スパムが何なのかピンとこない人のほうが多いみたい。
過去の記事で詳しく説明しているので、詳細は端折りますが、この機能を作らなきゃ!と思ったのはぼくが趣味で愛読している小説投稿サイトにまでラブドールのスパム書き込みが横行しているのを見てしまったからです。
その小説投稿サイトのユーザー同士の交流掲示板で、
「定期的にラブドールの宣伝が入るのなんなん?マジでイラつくんだけど」
「これ通報してんだけど全然なくなんねーな」
こんな書き込みがあるほどラブドール関連のスパムはひどかったんですね。一般人にしたらラブドールへの印象最悪ですよ。ただでさえ肩身の狭い趣味なんだからやめて!w
メーカー名やショップ名で検索すると、わりと高確率でedollsが検索エンジンにヒットすることはわかっていましたし、 スパムの報告件数を淡々と記録しておけば、お店側とスパム業者の双方の目に触れることもあるだろう、との考えからスパム報告機能を付けていました。
ところが、この機能のせいで逆にユーザー同士の諍いを生んでいるところも見かけてしまい、それは本意ではないな、と。
今回のインタビューの冒頭でもありますが、PR活動の一貫と思って業者へ任せたらそこがやらかした、というケースもあるようですし、こうして直接お店と話ができるなら、ユーザーに混乱を与えるスパム報告機能はないほうが良いかも知れません。
と、そんなことを考えている矢先にYourdollさんからの挨拶メールが届いて驚いた次第です。
正直、うちのサイトに対するイメージ悪いと思うのだけれど、そこを飲み込んで連絡をくれる胆力は素直にすごいと思う。 そしてそんなお店の話なら、ぜひ聞きたいと思って今回のインタビューを提案しました。
Yourdollへのメールインタビュー
ご挨拶
※担当者は中国の人ですので、若干日本語がわかりづらい点があり、ご了解を得た上で加筆訂正をしています。 微妙なニュアンスに違いがあるかも知れませんので、予めご了承ください。
この度はご丁寧な挨拶を頂きありがとうございます。
…正直に言います!Yourdollさんからメールもらえるとは思っておりませんでした(笑)
いつもお世話になっております。 今回インタビューの機会を頂きまして 誠にありがとうございました。
私自身は特商法の表記や、スパム行為についての事実を淡々と列挙しただけのつもりですが、名指しされたほうは攻撃的に感じるものでしょうし、決して愉快ではなかったとも思います。それでもこうして真正面からご連絡してくださったことは驚きと共に嬉しい気持ちもあります。
実は、何年か前にジジ様のブログを拝見いたしました。
弊社が日本市場へ進出した時、Yourdollはあまり有名ではありませんでしたが、もっとも早く集客が出来て、注目を集める方法もわかりません。
いろいろ考えて、SEO対策の仕事を外注しました。
当店自体は直接スパム行為に関与しておりませんが、上司に確認し、昨年業者の利用を停止しました。
やはりそういう流れですよね。
私もIT系の会社を設立した当時、SEO業者を名乗る会社からの「被リンクを増やせる」「普通に広告出すより安くて効果的」という言葉を鵜呑みにしてお金を払ってしまったことがあります。
相手の説明では自分たちが持つ多くのサイトからリンクを貼るという話だったのに、実際は他人のサイトにbotで書き込みまくるだけ、という…。火消しが大変でした。
さて、それはそれとして、あらためてインタビューのほう、宜しくお願い致します。
お店の概要
ホントにぶっちゃけトークになってしまいますが、最初にYourdollさんのサイトを知ったときは、
会社設立が2013年と書かれていたり、会社名がYourDoll株式会社とあるのに日本には存在しなかったり、
だいぶ胡散臭いイメージでした。
2013年と書いたのはちょっと大袈裟で、ご迷惑をおかけして申し訳御座いません。
チーム側のスタッフ達は十年以上のオナホール、ラブドールを販売する経験や製造経験があります。
一人の同僚は中国の大手ラブドール工場で数年間働いていました。
お客様とよりよい関係を築き、事業活動を継続・発展していくために、2017年に香港で創業しました。
2018年にまず、 yourdoll.comという英語公式サイトを作成して、続いて9月にyourdoll.jpの日本公式サイトが出来ました。
なるほど。実際は2017年創業、2018年に営業開始なのですね。TPEドールが日本に登場したのが2016年頃なのでそれならわかります。
yourdoll.comは 欧米市場をターゲットに、yourdoll.jpのサイトは日本市場のみに向けます。
時々韓国のお客様からのお問い合わせがありますが、ラブドールの輸入を禁止する法律や規制によって、対応不可となります。
また、同年に南カリフォルニアに事務所を立ち上げました。
2019年にアメリカで倉庫を建てました。2022年に日本の子会社は登録しました。
あぁ~、韓国は厳しいらしいですよね…。
そうそう、アメリカの倉庫については昔Googleマップで見たんですよ。
今も見れるかわかりませんけど、edollsに登録した際、comのほうも確認しておこうと調べたら、
Googleマップで倉庫が出てきて、ユーザーレビューか何かでラブドールの箱がずらっと(笑)
それで、けっこう規模の大きなお店なんだな、という理解はしていました。
従業員数は40名となります。
弊社の最大の事務所は中国の深センにあります。店舗運営責任者が日本人ですが、メールでのやり取りは全部中国人のスタッフが担当しております。アメリカ、大阪と広島にもスタッフがいますが、弊社の他の事務をしています。
HP上に日本人名があるわりにメールでの日本語に若干の違和感があるなと感じていましたが、なるほど店舗責任者と担当者が異なるわけですね。
日本人ではありませんので、交流中確かに誤解がある場合もあります。
特に初心者のお客様のお問い合わせメールで、ラブドールについてのご質問は言い方が難しく、真面目に全部の内容を何回も読んでも、ポイントはなかなか把握できません。
その場合、社内でご質問について結論が出るまで討論を展開します。その後、折返しラブドール業界での適切な言い方に訳して再度確認します。
一部のお客様はお問い合わせ頂いた時、あまりに無理な要求などを提出されます。彼らのニーズに応じないと、日本語のレベルしか批評されません。
そんな無茶なこと言う人いるんですか…。いるんだろうなぁ…。うちのサイトですら名誉棄損で訴えてやる!と怒鳴りこんでくる人いるくらいだし…。怖い怖い。
日本語は正常に順調に交流できるレベルだと思います。みんなの考え方や捉え方は違いますが、 メーカー様の大切な商品とお客様の架け橋となるのは仕事の魅力だと思います。これからも日本語も仕事も努力させていただきます。
おっしゃるとおり。ネイティブレベルとまでは言いませんが、ぼくが書く英語なんかより何倍もお上手です。
DeepLをはじめ、AIによる翻訳ソフトの品質向上も著しいですし、今後ますます言語の壁は低くなっていきそうですねー。パソコンのカスタマーサービスとか外国人が担当されているのが当たり前の時代ですし。
弊社のサービスは業界でも自慢できます。
たくさんのお客様に弊社で何体もリピートいただきました。さらに10体以上をリピート頂いたお客様もいます。
弊社にとって、これらのお客様は一番宝物だと思います。
取扱商品に関する質問
最近はもう把握できないほどたくさんのラブドールブランドがあるため、とても全部のお話を伺うことはできないのですが、貴店では扱うメーカー/ブランドを選ぶにあたっての選定基準などはありますか?
また、売れ筋のメーカーやモデル、今後期待しているブランド等があれば教えてください。
基本的に中国製の全部のラブドールを取り扱うことができますが、有名なブランドの独占代理権を奪うという現状があります。
これらの一部のブランドを業界内競争などの理由で弊社は取り扱えません。独占代理権の契約を解除することを待つしかありません。
まぁー、業界で深い話ですね。
ラブドール販売店が急増したので各店差別化に奔走されているのかもですね。 独占云々はあまりユーザー側にはメリットがないので、オリジナリティで勝負してほしいなとは感じます。
メーカーとの連絡、工場の発展歴史、出荷写真のイメージ、実物の完成度、到着後お客様達の評価と信用度(アフターサービスの対策など)色々な方面によって、これらのブランドを厳選します。
実は最初ドールを販売した時、(今扱っていない)他のブランドのラブドールを販売しました。購入頂いたお客様からは何の評価も頂きませんでしたが、何体かを販売した後、材質、匂い、メイクの完成度はあまりよくないと思われたので、これらの商品を淘汰して、削除しました。
一部のブランドの担当はあまりに傲慢過ぎて、ドールに関した質問やアフターサービスなどは連絡しても対応してくれません。
残念ですが、お客様の疑問や問題などを全然解決出来ないため、縁のないブランドと思い、仕方無くこれらのブランドも段々と諦めました。
今でも積極的に各ブランドとの代理権を打ち合わせしております。
もっと多様な商品を揃い出せるように頑張って参ります。
数年前、WMDOLLの商品は非常に人気で、#153、#85、#355、#233、#53、#56などのヘッドはよく売れました。
経済や時代、審美、それと他の日本市場の競争ブランドの影響で、日本国内のお客様は少女や幼女などの若いタイプにもっとも興味深くなっています。
WMドールは大手ラブドールメーカーで、ずっと応援しますよ。
それからMomodoll、AXBDOLL、Shedoll、JXDOLLなどの新作も期待しております。
当店のクオリティに対する厳しさは業界でも屈指であり、質の悪い商品なら、こんなに時間もかけてブランドの為に弁明することはしません。
ロリコンでごめんなさい///
(半分)冗談はさておき、日本の住宅事情からも、体力的(重量)な問題からも20kg~最大でも25kgくらいで収めたい、という理由もありそうです。
高身長ドールももう少し軽くなってくれると良いのですけどねぇ。
発送方法に関する質問
基本的には中国工場からの直送、と考えて宜しいでしょうか?
違いますよ。中国工場から弊社の深センの倉庫へ発送して、弊社の倉庫でもう一度検品してから、日本へ発送いたします。
え、てっきり工場で検品しているものかと
流れは大体下記のようになります。
まず、工場側は実物写真を撮ってから弊社に送信します。
また、メイクや全体的なイメージを査定して、OKであれば、メールで写真の照会についてご連絡。ダメなら、メイク修正の意見を提供、メイク直し。
発送OKの返事を確認出来たら、工場側へお知らせいたします。
実は、一般的には実物写真を撮る前に既に検品しています。不良品がある場合、すぐに再生産。
梱包時、2回目検品。また、商品は弊社の中国の倉庫を運送して、到着出来たら、付属品、梱包の状態などをもう一度検品する必要があります。
日本の倉庫でも中国の倉庫でも、どちらの流れも同じです。
ボディ全体の検品は工場側だけが行います。
梱包後、弊社の倉庫や他の店の日本倉庫に到着したら、一般的にヘッドや付属品、ダンボールなどだけを検品します。
一体ずつのラブドールのボディを安全にダンボールから運び出すには2人が必要です。
また、ドールが傷ついたり汚れる恐れがありますので、苦労も多い肉体労働だと思います。
運輸トラブルは誰でも避けたいですが、破損事故の運輸トラブルは一旦発生したら、工場側、運輸会社に連絡して、最後まで対応させていただきます。
強いて言えば、日本に拠点があるお店、特にショールーム機能付きの倉庫があれば、ご来店頂いたお客様は商品を実際にお確かめることができますし、在庫があれば、即席で購入可能になります。
しかし、このようなショールームを展開する為、色々な費用、運営方針だけでなく、スタッフの安全も考えなければなりません。
意外でした。代理店は工場と客のクッション的役割をしているだけで、電話やメールで発注内容を伝えているに過ぎないのでは、くらいに思っていました。
自社倉庫で発送前の検品をしてるのですね。
匿名購入に関する質問
発送に関する質問と若干かぶるのですが、最近「匿名で購入できるお店はないでしょうか」という相談を受けたので聞いてみたくなりました。 ずばり、購入から発送まで完全匿名で済ませる方法はありますか?
匿名で購入できますので、ご安心ください。
このような質問もよく聞きました。ちょうどブログで宛先とお届け先の注意点などを詳しく説明いたしました。
ご参考になれば、幸いです。
宛先: https://yourdoll.jp/name-when-shopping/
お届け先の情報: https://yourdoll.jp/dilivery-address/
お!? …と思いましたが、ん~~~完全に匿名というのとはちょっと違うみたいですね。
要約すると、
1)偽名での購入は可 (但し配送先は自分の住所)
2)営業所留めは可 (但しその場合でも自分の住所は店に教える必要あり)
ということのようです。
後者の文章は勉強になりますね。国際物流の通関要件により、お客の個人情報を提供する必要があるとは知りませんでした。
このあたりを考えると匿名性が最優先の人はやはり日本に実店舗のあるお店で直接購入しないと難しそうだなと感じます。
ちなみに、ラブドールお迎えするから別宅借りた、というのは別に珍しい話ではないので、本気で店にも名前が知られたら困るような財力も豊富な有名人は別宅と別名を用意してると思います(笑)
保証内容に関する質問
ちょっと嫌な質問になってしまいますが、保証内容、つまり返品・交換におけるポリシーがあれば教えてください。(ここまでのラインは初期不良と考える、等)
https://yourdoll.jp/warranty-return-policy/
上記のリンク先で弊社の対策規則を詳しく説明いたしました。
保証期間は商品到着日より1週間となります。ド―ルは人間ではないので、動かす頻度が高いと、緩くなり易いのものです。
ド―ルの耐久性は人によって異なっております。
四、五年も使ってもまだお迎え初めてのようの場合もあり、半月も経たずに里帰りに連絡しなければならない場合もあります。
ラブドールは他の商品と違い、大き過ぎて、送料は高いです。
もし運送トラブルでボディなどにひどい傷などがある場合(補修不可能を判断)、一般的に新しいボディを無料でお送りいたします。
元のボディは弊社にとっても商品になりませんので、返送も不要です。
2018年から2023年の現在まで、運輸トラブルで新しいボディやヘッドなどを交換した件は10件以内になります。
これらの損失は弊社、工場側にとって、大きな損失になりますので、発送前に弊社の倉庫で梱包材の強度を繰り返し検査していますが、
一部のブランドの包装が甘くて、倉庫へ到着したら、包装の表面は既に破損して、汚損しました。
中身のドールの状態を確認して、新しいダンボールを交換する必要があります。
雨や雪が降れば、ダンボールに水が染み込んで破れてしまい、中の商品まで濡れる恐れがあります。
その時、耐水に優れるストレッチフィルムでダンボールをラップしなければなりません。
また、全面にしっかりと気泡緩衝材を巻き付け、ダンボールとドールの隙間を緩衝材で埋めて安定性を高めます。
配送中に破損する確率を下げられます。
代理店としての我々は出来るだけ多面的に、出来れば全面的に考えると、工場、運送会社とお客様の方と我社の利益を守ることが出来ると思います。
ふーむ。こうして聞くと、中国倉庫での検品、ちゃんと機能していますね。
一言メッセージ
答えづらい質問も多かったと思いますが、快くご回答頂きありがとうございました。
最後にブログ読者へ向けて、何かメッセージなどございましたら一言お願いします。
弊社の毎月のキャンペーン詳細はキャンペーンページで更新します。ホームでも記載しております。
WMDOLL、Momodoll、AXBDOLL、Funwest、Sedollは定期的に色々なキャンペーンを開催します。
twitterでほぼ毎日新品などの情報を発信しています。
ご興味があれば、ぜひご覧下さい。
https://yourdoll.jp/sales-campaign/
また、弊社のサイトの下側でメルマガを登録して、ラインでお友達を追加する場合、1セットのコスチュームを同梱!
それから、メイクについて、ちょっと話したいと思います。
実は実物写真をお客様の連絡先まで送信する前、色々な準備仕事があります。
当社の従業員の皆さんが数回比較して提供したアドバイスにより修正したものです。
メイク、ウィッグの被り方、ライティング、ドールの姿勢、撮影角度など諸々の影響でドールの実際の美しさが映えません。
この場合、代理店が控えなければ、ビジュアル的に、相当な差異があることもよくあります。
我々が参与して、一緒に問題を解決して、お客様により良いラブドールの迎えを捧げます。
特にTPEヘッドのメイク完成度を高めるのは毎日の重要な仕事です。これからも精一杯努めてまいります。
ド―ルは高価な商品で、ご購入の前に慎重な考慮は必要だと思います。
我々は消費者と工場の架け橋になり、お互いの気持ちを伝えて、より良い製品の提供に努め、信頼関係を築いてゆきたいと考えております。これからもお客様と共に、一人でも多くのユーザー様に心からの喜びや、幸せ、豊かな生活を感じられる、そのような製品を一つでも多く生み出していけるように頑張っていきます。
まとめ
一言が長い!!w と思ったけど、よく考えたら、メールインタビュー開始前に「追加で書きたいことあったらお気軽にご相談ください」と書いておいたので、メイクの件などはそれだったのかも… そのまま載せちゃったけど… いいよね…?
さて、今回のインタビュー、ぼくはけっこう緊張感を持って実施しました。最初のきっかけがアレでソレでしたし…。
しかし、最初の印象が悪かったのはありますが、ひとつひとつの質問に関して、より多く、詳細に回答をしようとしているのが伝わってきて、そこは素直に好感を持てました。今はプラマイゼロまで持ち直した感じ。態度の大きいメーカーの話とか面白かったしw
規模感については英語サイトのほうを読んである程度は知っていましたが、日本への発送でも自社倉庫を使っているとは予想外。絶対右から左に商品流してるだけだよ、とか思っててごめんなさいw
次また別のお店に話を聞く機会があれば聞くことが増えたなぁ。毎回長いし、どこか削るか…いや…でも…。
さて、それはそれとして、みなさんは今回の記事、どのように感じましたか?
少しでも何かの参考になったなら幸いです。
Yourdoll
https://yourdoll.jp/