WMDOLL 150cm アニメヘッド(Y010) お迎えレポ
ちょっと遅くなりましたが、今度はWMDOLL 150cm+アニメヘッド(Y010)のS-TPEモデルのお迎えレポだよー!

前回のMOZUDOLL130のお迎えレポを投稿した翌日には到着していたのですが、筋肉痛で悶絶していたのと、G/Wを挟んだため、記事の投稿が遅くなりました。しかしその分じっくりねっとりと触ることが出来たのでより細かくレビューできた気がします。
ダイジェスト版
今回もまずは時短バージョンを掲載します。
基本情報
- ラブドール販売店、Yourdollさんからの提供案件
- WMDOLLの中から1体選んでほしいとの提案だったので貧乳でアニメヘッドのあるWMDOLL150を選択
- いつもどおりレビューに関するお店からの指示はなかったので自由に書いてます
※公開前に内容確認はして頂いています
WMDOLL 150cm Y010のファーストインプレッション
◎…気に入った点
△…改善してほしい点
〇…どちらとも言えない点
- ◎新素材のS-TPEはしっかり柔らかいのにブリード少な目
- ◎予期せぬトラブルで盛大に転倒させてもボディには傷ひとつなかった
- ◎PVCヘッドは実測重量754gと軽量
- ◎可動範囲はEVO骨格なので基本的には文句なし(贅沢を言えば手首の左右可動が欲しいのは従来どおり)
- △ボディの実測重量26.4kg、ヘッドと合わせると27.1kgで公称値(25kg)よりやや重い
- △アニメヘッドの固定方法が独特で安定性は抜群だけれど付け替えが面倒
- 〇ウィッグの品質は良くも悪くも普通
- 〇ボディメイクはアニメ系を指定したが、陰影は控え目で血管の塗装もあり
- 〇指骨格3.0で指同士の干渉が減少し、より自然になったものの親指の付け根の可動についてはあまり変わっていない
一番伝えたいこと: 過度な期待は禁物だがS-TPEはまっとうな進化なので選べるなら絶対S-TPE
案件を受けた経緯
さて、ここからはお急ぎでない方向けの詳細バージョンです。
お話を頂いた経緯については前回のMOZUDOLL130のお迎えレポで書いたとおりなのですが、特にメーカーやモデルの指定もなかったため、こんなふうにストレートに質問を投げました。
ジジ「MOZU 85cmが驚くほどのクオリティだったので115cmや130cmも気になっていますが、貴店のブログ※を見るとS-TPEを推奨している感じですかね?」
※日本で最も早くS-TPEについてPRしていたため:https://yourdoll.jp/wmdoll-supertpe/
実は最初にメールをもらう前からMOZU 130をカートに入れたまま悩んでいたので、MOZUはそのまま自腹で買ってWMDOLLを案件として受けようかな?みたいな思惑がありました。S-TPEについて気になっているドーラーさん多いだろうし。もちろんぼくも気になるし。
すると返信で、MOZUDOLLの特徴(ウィッグ品質、追視機能、骨格の特徴)とWMDOLLの特徴(欧米主体から日本市場注目への流れ、S-TPEの特徴、アニメヘッドのラインナップ)について詳しく説明してくれた上、最後に担当者の想いを伝えてくれました。
個人的な文章なので引用は避けますが、要約すると不安を煽ったり何かを批判するようなプロモーションではなく、ただ純粋に商品紹介をしたい、という熱い想いをぶつけられました。
思い出すのは20年くらい前、初のアメリカ出張でコーラのCMを見た日のこと。今はどうか知りませんが当時のアメリカはCMで他社をこき下ろしつつ自社製品をアピールするのが当たり前で、コカコーラとペプシがあからさまにバッチバチにディスりあってて盛大に笑ったのですが、その後、自社のCMも同じと知って真顔になりました。(日本版とUS版で別のCMだったからそれまで知らなかった)
携帯電話のシェア拡大戦略と同じで、ただのプラスより、マイナス(他社からの奪取)とプラス(新規顧客)を同時に実行したほうがより効率的、という思考もわからなくもないのですが、なんともモヤっとする話です。
話が脱線しました。
ともかく、返信の内容はMOZUとWMDOLLの説明と担当者の想いです。感銘は受けましたが、結局どのドールをレビューすれば良いんだ?とわからなくなったので、「どちらを選んでも良いということならMOZU 130でも良いですか?」とこれまたストレートに聞いてみたところ、「WMDOLLからも選んで頂けませんか?」と。
アレ?アレレ?
いつから1体だけのレビューと錯覚していた?
そんなこんなで、気が付けばMOZUDOLL 130cmとWMDOLL 150cmのお迎えが決まっていたのでした。
注文内容
注文時のオプションは下記のとおり。
*********************************************WMDOLL 150cm A-cup #Y010
ボディタイプ:150cm A-cup 25kg
材質:S-TPE
指関節:3.0指骨格
メイク:アニメ系のボディメイク
骨格:EVO式
ヘッド:#Y010 (写真どおり)
ウィッグ:#08 (写真どおり)
瞳の色:#3
乳輪カラー:ピンク
乳輪サイズ:3cm
膣カラー:ピンク
植毛:なし
膣タイプ:分体式
直立機能:あり
フィンガーネイル:#1
フットネイル:1
*********************************************
商品ページを見ながらメールで発注したのだけれど、選べるオプションがいっぱいあってびっくり。
このバリエーションの豊かさがWMDOLLのウリのひとつなのだろうなぁ。
WMDOLL 150cmの梱包箱
MOZUと同じく、注文確定は2月末で到着は4月中旬。納期は約1か月半でした。提供品だから遅めだったりするのかな、と一応確認してみたところ、今回遅かったのは春節後の溜まっていた注文を処理した影響で、通常、S-TPEの納期は25~40日とのこと。

梱包箱のサイズ:140x43x28cm


さすがは老舗のWMDOLL。股下に三角形の緩衝材を入れている上、足には短めのストッキングと上履きを履かせてしっかり保護しています。

足元の緩衝材はオナホール等の小物類とヘッドが格納できるように成型済。

しかし一方で、肩の左右にスペースがあることでズレてしまったらしい。すごく惜しい…。
一応、お店へ肩の左右にも緩衝材を入れるよう進言はしておきました。
…でもこれ、うちのエリアの佐川急便が雑過ぎると思うわ…。だって、ここまでしっかり梱包されててズレるってよっぽどの衝撃が加わったってことだよねー。
佐川さん、絶対この荷物投げたでしょwww箱の横に凹みあるよwww
前回のMOZUDOLLに引き続き、今回も首が曲がった状態だったので、さすがに佐川急便にクレーム入れておきました。
配達員足りないのはよくわかってるし、配送が遅れても全然気にしないから、扱いだけは丁寧にしてくれ、と。
首は曲がっていたものの、大きな影響はなし


首は曲がっていたものの、普段見えない部分に小さな裂傷が1cm程度あるくらい。26kgの重量を首で受けていたにしてはずいぶん小さく、図らずも早速S-TPEの強さを感じました。
※従来のTPEに比べて、伸縮性、柔軟性、耐久性が高いこともS-TPEの特徴のひとつ
参考までに、首に20kg以上の体重をかけて擦られたら、↓このくらい摩耗するのが普通。
内容物

■セット内容
- 150cmボディ本体(+靴下&上履き)
- PVCアニメヘッド(+M16ボルトとワッシャー)
- ウィッグ#08
- オナホール
- ネグリジェ
- M16アイボルト、S字フック
- ヘッド接続用の芯棒
- オナホウォーマー、洗浄ポンプ、白手袋、吸湿棒、ヘアブラシ
- WMDOLL User Guide(マニュアル)
■オマケ
- 金髪ウィッグ
- オナホール(通常1本のところ+1本)
- 膣の自動洗浄乾燥機
通常セットには含まれないオマケです。中の人、ありがとー!
………って、膣の自動洗浄乾燥機って何!?!?
膣の自動洗浄乾燥機

完全に想定外のオマケが付いていてびっくりなんだけど、確認したところ、これ54,000円もする洗浄機らしい。

マニュアル(但し英語のみ)も付いているので使ってみたいところだけれど、ドール本体のレビューを優先したいのでいったんこちらは保留させてください。バケツとか用意しないといけないみたいだし。
WMDOLLのマニュアル
WMDOLLは最初期のTPEドールメーカーということもあり、昔からマニュアルには力入れてるんですよねー。英語のみだけど。
図解だけでもだいたいわかるけど、どんな注意書きが書いてあるのか気になる!でも英語わからん!という人のために翻訳しときました。

原文
翻訳

原文
翻訳

原文
翻訳

原文
翻訳
説明書が嫌い、あっても読まない、という人がいるのも理解しているのですが、個人的にはこの手のマニュアルは購入前から確認できるようにしておいたほうが良いのではないかなーと思いますねー。
上の翻訳も、紙のマニュアルをスマホ撮影→Googleドライブへ保存→Googleドキュメントで開いて画像をテキストへ変換→変換した英文を機械翻訳→日本語としておかしい部分を訂正、という作業をしましたが、最初から電子マニュアルならリンクするだけで終わるのになぁ~と思いながら3時間くらいかかっちゃった。
Y010ヘッド
360度電動回転台を買う前に撮影した写真なので、12分割したスライドショーです。
ちなみに写真だとわかりづらいだろうけど色はナチュラル系で、MOZUのホワイト系とはかなり違います。(MOZUはおしろいを塗ったような白さ)
重量 | 約754g |
頭囲※ | 約62cm |
頭高 | 約23cm |
重量754gということでGUAVAやMOZUよりも軽いのですが、それはたぶんフタがない分かな、と。これがデフォらしいので気になる方は綿でも詰めておけば良いかと思います。

メイクはデカールっぽいです。肉眼では10cmくらいまで近づいて目を凝らしてようやくわかるかどうかというくらい自然に貼られていますが、触るともっこりしているし、周辺もわずかに浮いているので間違いないかと。
もっこりしているのはGUAVAの手書きヘッドも同じなのだけれど、Y010の場合は手描きのような揺れ幅やハネ感がなく、クッキリしているので印刷技術が使われているように感じます。間違ってたらゴメンね?
おでこに生えたツノからわかるとおり、WMDOLLのアニメヘッドは基本的にはGUAVAの派生、あるいは廉価版のように感じます。触り心地は若干ザラつきがある点、色がナチュラル寄りなのも一緒。
前のレビューでは書き忘れた気がしますが、MOZUには頭のツノはなく、肌はメラミン食器を触っているかのようにツルツル、色はホワイト系、メイクは恐らくデジタルメイクで手描きのような盛り感や、デカールのような周辺の浮き感もなし、という違いがあります。
特殊なヘッドジョイント

ヘッドジョイントはGUAVAと同じように、下部にM16ボルト(メス)が埋め込まれている形でした。

がしかし、このボルト、簡単に手で外せるし、奥行きも3cm程度しかありません。

ヘッドの内部もパテの類で補強されているようなところも一切なし。

もしや、この謎の金具類を使うのかな?
でも全然使い方がわかんないよー!!とお店の中の人へ泣きついたら動画作ってくれましたw
そいや最近の組み立て家具って、QRコードが付いてて、スマホで読み取ると組み立て動画が再生されるらしい。ナウいなぁ。
要するに、

これを

こうして

こうして

こう!(語彙力)

頭のてっぺんに貫通してるから、吊り下げ用の金具だろうと思っていたら全然そんなことはなく、普通にアニメヘッド用のジョイントでしたとさ。
頭頂部のでっぱりが7mmほどあるんだけど、写真のとおり、ちょうどツムジのあたりに来るので頭ナデナデしてもほとんどわかりません。
後頭部の空洞のほうがずっと気になると思う。
尚、安定性については頭頂部から首までしっかり貫通しているので文句なしに抜群です。頭を持ったまま動かしてもヘッドが割れる心配はないでしょう。
ただ、この接続方法だとM16ボールジョイントが使えないんですよねぇ。
ボールジョイントが使えないとアゴを引く動作が出来ないわけで、これが悩ましい。
もちろん、奥行き3cmのボルトのみを使って接続すればボールジョイントも使用可能です。ただ、3cmしか支えてないので、当然ちょっと押したらポロリとヘッドが外れる。
撮影時はM16ボールジョイント、エクササイズ使用時は貫通ボルト、というような使い分けをするのは…ボルトまわしてる間に賢者モードになっちゃいそうなので難しそうッスね。
それからウィッグの品質は良くも悪くも普通。クシ通りは良いし、安物にありがちな変な光沢もなし、絡みやすいってこともないですが、抜け毛がすごく多い。抜けきったら落ち着くと思うのだけど、そのわりには毛量が少ないのでそこが少し心配ですね。
MOZUのウィッグが単体で6,500円、こちらが5,000円と考えると妥当なところかな、とは思います。
WMDOLL 150cm ボディ
拡大しないと見えないと思うけど、手の甲や足の甲に血管メイクがあります
ボディメイクにアニメ系を選択したためか、全体的に薄いボディメイクに感じる。
公称値 | 実測値 | |
---|---|---|
身長 | 150cm | 149cm |
体重 | 25kg | 約26.1kg(ボディ26.4kg PVCヘッド 0.7kg) |
バスト | 60cm | 60cm |
ウエスト | 49cm | 49cm |
ヒップ | 74cm | 74cm |
股下 | - | 71cm(股下比率=約47%) |
※参考までに、ウエストとヒップはMOZU130cmとほぼ同じ
最近、洋梨型のボディばかりお迎えしているため、自分の感性に自信がないのですが、スタンダードなスレンダーボディって感じ…ですよね?
実測身長が149cmとなっていますが、ハゲ状態で頭頂部に定規を水平に置き、壁にマーキングして測る方法を取ったため、ネジの7mmのでっぱりが入っていません。ウィッグかぶせたら案外ちょうどぴったり150cmかも。
自然光で撮ったり、間接照明で撮ったり、撮影環境が安定していないため、写真の色合いについてはあまり参考にしないでください。次のボディ比較でそれが顕著にわかるかと思います。
ボディ比較
左から、WMDOLL 150cm、MOZUDOLL 130cm、IROKEBIJIN 110cm。
左端のWMDOLLと、右端のIROKEBIJINがナチュラル系の色で、真ん中のMOZUDOLLがホワイト系という違いがわかるかと思います。MOZUのボディがややピンクに見えるかもですが、ホワイトバランスのミスで実際はちゃんと白肌です。
こうして並べてみると、WMDOLL150cmでは下乳、肘の内側、大陰唇あたりの陰影メイクが省かれているのがわかります。(写真だとわかりづらいけど、鎖骨やおへそにはちゃんと陰影メイクあり)
MOZUは白肌の上に派手なピンクの陰影メイクなので濃淡がくっきり見えますが、WMDOLLのほうはナチュラル肌に同系統の色で陰影を作っているのでメイクが薄く感じるのかも。
個人的にはアニメドールはデフォルメされていてナンボだと思っているので、このくらい薄くても全然平気というか、むしろ血管いらないなーくらいに思っています。単純な好奇心として、超リアル系を選択したらどんなボディメイクになるのかはちょっと気になりますねー。
尚、この3体並べた撮影の直後、盛大に転倒させてしまいました。腰部分が写るように、手を挙げた姿勢のまま立たせていたのがよくなかったですが、この姿勢で転んで机にぶつかったのに無傷だったボディには称賛を送りたい。
指骨格3.0
身長150cm以上のドールにしか搭載できないということで、楽しみにしていた指骨格3.0ですが、前知識のない状態で軽く触った限りでは、下記2つの違いしかわかりませんでした。
この2つだけでも進化と言えば進化ですが、比べているのがMOZUDOLL 130cmという小さなおててのドールなので、単に手が大きくなったからでは? 3.0と思い込みつつ、実は2.0だったらどうしよう、という不安が拭えません。
わからないなら聞いてみよう、ということでYourdollの中の人へ指骨格2.0と3.0の違いを聞いてみたところ、こんな画像を頂きました。

この画像によると、指骨格3.0では主に下記のような改善点があるようです。
- 指の付け根と手首にボールジョイントを採用し、可動範囲が拡大
- スプリングによるグリップ力寿命の延長
- 指の角度を調整し、指同士の干渉を抑制
なるほど、指の付け根にボールジョイントを採用することで、より深く手が握れるようになった模様。



MOZUDOLL130(指骨格2.0)では手の甲に対して直角、つまり90度が限界でしたが100度くらいまで曲げられるようになっています。
…でも普通、手の甲に対して直角までしか指は曲がらないですよねw
なのになぜわざわざこんなことしたのかっていうと、たぶん指を握り込むことができないから?

猫パンチ…とも違うし、何て呼べば良いのかわからないけれど、第一関節と第二関節を折りたたんだこの形。
人間ならピタっと指の腹同士をくっつけられると思いますが、指骨格2.0でも3.0でも不可能です。
人間の場合は第二関節が90度以上に曲がるので、付け根部分が90度までしか曲がらなくても指を握り込めるんですよね。ドールでは第二関節にボールジョイントを入れられなかったから、付け根のほうでつじつま合わせたって感じでしょうか。
指骨格2.0に比べると親指が奥に入れられるようになりましたが、まだ親指の付け根ごと内側へ入れることは出来ないため違和感があります。


このおもちゃ、2015年にMGS5の一番くじで当てたバイオニックアームなんですけど、驚くほどの完成度なんですよね。
外骨格と比べちゃいけないのでしょうけれど、9年経った今、あともう一歩!というところまで来ている気がします。
というわけで、指骨格4.0はよ!
ボディの可動範囲
肘は二重関節なので60度くらい曲げられますが、あんまやるなってマニュアルに書いてあったのでひとまず45度で止めています。
膝も同じく二重関節なので以下略。
それより、27kgのドールをポージングしているだけで汗だくです。yokidoll 130が25kg超えてたので、たった2kgの違いなんだけどなぁ。
あ!柔らかいからだ。
柔らかければ柔らかいほど、持ち上げたときにぽよんぽよんして安定しないので慣れが必要なんですよねー。
S-TPEの柔らかさとブリード量
柔らかさを測る指標がないため、完全に個人の体感でしか説明できないのですが、S-TPEはMOZUDOLLよりも柔らかく、Piperdoll(IROKEBIJIN)には及ばないくらいの柔らかさに感じました。
柔らかく感じる順に並べるとこんな感じ。
Piperdoll(≒IROKEBIJIN)>WMDOLL(S-TPE)>MOZUDOLL>YOKIDOLL>JYDOLL=昔のDH168
それほど多くのTPEを触っているわけではないので、参考になるかはビミョー…ですね。
一方でブリードについては、たいちょーさんの動画を参考に、わかりやすい実験をしました。

- どこのご家庭にもある(?)Amazonの緩衝材(紙)を太ももに巻き付けてテープで止める
- 巻き付ける強さは隙間ができない程度
- タイマーで1時間きっかり待つ
- 紙に染みこんだオイルを目視で確認
実験環境は室温25度、湿度58%でした。
※画像に入れた年月はお迎え年月。IROKEBIJINは1年経ってもこのオイリーっぷり。
WMDOLLでポージングしていたときは手にそこそこオイルが付いたので、ん-、柔らかいけどブリードは普通くらい?と思っていましたが、こうして並べると結構違いがありますね。S-TPE、ちゃんとブリード控え目になっています。
今までは、柔らかくなればブリード量は増える、ブリード量を減らすと硬くなる、というのが常識でしたが、ここへきて常識を覆す優等生的な素材(配合?)が出てきたのは素直に喜ばしいです。
待望の新素材!!
めちゃ柔らかいのにブリード少なすぎてヤバいwww
…といった最近流行り(?)の煽りタイトルみたいな評価は過剰ですが、ごくごく真っ当に、柔らかさLv + 1、ブリード量 - 1って感じ。
「地味に良い」って言葉が一番しっくりくるかなぁ。
デメリットはないので選べるなら絶対S-TPE選ぶし。でも今はWMDOLLでしか手に入らないんですよね。
WMDOLLさん、非力なぼくには27kgでも辛いッス!また筋肉痛ッス! 130cmくらいの軽量なちっぱいドールをS-TPEで作ってくれぇ!
S-TPEの特徴メモ
①.まず、S-TPEを使用して、シリコーンのような超リアルなボディメイクが再現できます。また、TPEの良い柔らかい肌触りもあります。
②.S-TPE材料は伸縮性、柔軟性、耐久性が大幅に向上できました。極端な伸縮試験を30日間行った結果、S-TPEの関節部分の皮膚は一切破れませんでした。S-TPEは元のTPEに比べて約8倍の耐久性を持っています。また、15KGのダンベルをお尻に乗せて、3日も経ても形は変形せず、元の状態に戻りました。非常に優れた回復力を持っています。
③.オイルブリードは元のTPEよりも少なくなってきます。
④シリコンドールのボディに型取り線がありますが、S-TPEのラブドールなら、このような状況がありません。
⑤.無臭無毒で、環境にやさしく、リサイクル可能です。万が一ドールが壊れても、小さな傷や瑕疵の場合でしたら、以前のTPEと同様に修理が可能です。
このうち、2)耐久性の向上、3)ブリード量の減少、4)ほとんど見えないパーティングライン、5)無臭については実感できました。
1)についてはリアルメイクボディを見ないとわからないのと、4)と5)についてはMOZUDOLLやIROKEBIJINも負けていないので、WMDOLLの中では、という注釈が付くかと思います。
まとめ
※顔面強打して剥がれた唇をコピック E29で描きなおした後の写真なんだけど、違和感なくない?(自画自賛)
ご提供元
今回のWMDOLL 150cmも提供品なのでまたまたお店の紹介もさせてください。
Yourdollさんは2018年頃から営業しているラブドール販売店で、今年で営業6年目。拠点は香港にあり、網睿集團(香港)有限公司という法人運営で、従業員数40名ほどをかかえる中堅どころのラブドール販売店です。
特に営業担当の中の人の実直さが特徴で、質問であれ、依頼であれ、原因や理由をうやむやにせず明確にして話を進めるところが気持ち良いと感じています。
例えば、先日のMOZUDOLLの件では未来ヘッドのオマケヘッドがシリコン製と書かれていたのに発送前にTPE製だったとわかったことがあります。
ぶっちゃけぼくはオマケヘッドについては素材も全く気にしていなかったのですが、なぜそんな伝達ミスが起こったのか事細かに教えてくれました。そして、その話がまた面白いんだ。
何年何月の資料では「軟質ヘッドが付属」という表現で、工場に確認したところ「軟質はシリコンのこと」との回答。ところがその数か月後、新製品の資料では「未来(TPEヘッド)」というのが登場し、未来ヘッドがPVC、シリコン、TPEの3つになるのか?!と確認したら、シリコンなんて存在しなかったとわかり………などなど………なんかもう喜劇を見ている気分なんですよね。
もちろん当事者たちは大真面目なのでしょうけれど、そこですれ違うかー!という話を一歩引いた立場で見ているとつい笑ってしまうというw
ネットショップという業態ではシステムを介したやりとりがメインとなり、ともすれば冷たい印象を持ちがちですが、実のところ、中の人は意外と…と言っては失礼かもですが…人間味があり、思ったよりも右往左往しているのだな、と思うとなんだかちょっと、ほっこりしませんか?
WMDOLL アニメヘッドの商品ページ



